2023/5/27読書会レポート
第5回読書会
開催日時:2023年5月27日(土)10時-12時
参加者:4名
場所:PEARLS(パールズ)
★今回めでたく5回目の開催となりました!ご参加本当にありがとうございました!Mさん、足お大事になさってください!
紹介された本
①宮本輝「五千回の生死」
・生命をテーマにした9つの短編集。
②瀬尾まいこ「天国はまだ遠く」
・自殺に失敗し、新たに生き直す主人公の爽快な物語。
・関西出身の宮本輝・瀬尾まいこ の紡ぐ言葉は直球で分かりやすい。
難しいことを易しく語れるのが関西弁の凄さか。
③中島岳志「思いがけず利他」
④伊藤亜紗「利他とは何か?」
・「共感」でも「意思」でもない利他の在り方を考えさせる一冊。
⑤安藤広大「リーダーの仮面」
・ビジネスに大切なのは過程ではなく結果。組織に対する向き合い方。
・上司との付き合い方や、中間管理職の苦悩を共有しました。
・人生経験の積み重ね(おっさん・おばはんになること)が人間力やストレス耐性を醸成させる
⑥柚木麻子「伊東くん A to Z」
・1人のダメ男、鈴木くんと振り回される女性たちの物語。
・「アッコちゃんシリーズ」からの名言を共有頂きました。
「信用とは老舗串かつ店のソースだ」
美味しいソースを守りたいという店と客同士の思いから、
二度漬け禁止という共通のルールを皆で守り合っていくこと。
・信用と信頼の違い
信用は見返りを前提とした実績や成果に対する評価。
一方で信頼は見返りを求めない全人的な評価。
その他
・谷崎潤一郎:「細雪」「春琴抄」
・映画:「そして父になる」「3度目の殺人」「万引き家族」
(是枝裕和監督の映像には、人間の優しさ・正しさ・思いやりとは何かを考えさせられるものがある)
★今回も多くの学びを頂きました。
感想・キーワード
「本は心の栄養だ!」
YOUTUBEに依存しがちな中で、それでも本は心の栄養だ。
本との向き合い方⇒(自分を本に合わすばかりでなく、戦いを挑め)
「腑に落ちない」ことの大切さ⇒だからこそのめり込まずに俯瞰できることができる。
思わず口を出る「すいません」と「ありがとう」、どっちが良い?
じゃりン子チエ的家族の素敵さ。本音をぶつけ合っても赦しあえる関係。
家族という枠組み、「責任感」が人を成長させる。