足羽山の継体天皇が鎮座する 足羽神社 (福井市) vol.76
こんにちは Kurochanです!
福井市の足羽山は
市民の憩いの場として
古くから親しまれて来ました。
この山には
神社、仏閣が集中しています。
その代表として
足羽神社(あすわじんじゃ)があります。
創建は約1500年前と言われています。
越前では最古の歴史を持つ神社です。
継体天皇は第26代天皇にあたり、
当時は沼地だった福井平野の大治水事業を行い、
九頭竜川、足羽川、日野川の
三河川を整備しました。
その際に、この足羽山で社殿を建て、
大宮地之霊(おおみやどころのみたま)
または坐摩神(いがすりのかみ)にあたる
生江神 (いくえのかみ)
福井神 (ふくいのかみ)
綱長井神 (つながいのかみ)
阿須波神 (あすはのかみ)
波比岐神 (はひきのかみ)の五柱を祀ったと
言われています。
福井平野の大治水事業により、
稲作地帯となり農業が進展し、
九頭竜川を通り、
三国港では舟の物流が盛んになりました。
継体天皇は稲作だけでなく、
養蚕で機織り、笏谷石の採石、
紙を漉いて和紙を作る技術など
いまの福井の技術の礎を築いた人物です。
足羽神社の御神紋は珍しく
三光の紋(さんこうのもん)と呼ばれています。
◯の中に太陽、月、星が描かれています。
落ち着いた空気が流れ
足羽山と共に
福井平野一帯の地域を護ってきた歴史と
人々と密接な関わりがあることを伝えています。
[出典]https://www.asuwajinja.jp/