あなたを見つけて許可を出すこと
「これからはあなたのやりたいことをやらせてあげるね」
「ちゃんとあなたの声を聴いて、叶えてあげるね」
そんな言葉が自然と口から出てきたのは初めての経験。
これまで自己一致してて二人三脚でやってきていたと思っていたのだけれど本来の私は少しずつへばってきていたみたいで、そのことにやっと気がつけたのが体調をくずしたタイミング。
自分の意思ではどうにもならない状況に対して、身体は一生懸命に対応してくれているのを感じた。
「頑張ってくれてありがとう」
と、身体にずっと応援メッセージを送りながらも
「これまで大事にしてあげなくてごめんね」
と謝っていた。
臓器に、筋肉に、骨に、細胞に
身体の全てに対して感謝と謝罪をしていた。
ずっと私だと思っていたものが別の命を持っていることに気がついて、
ずっと私だと思っていたものがその命の上にレイヤーのように重なっていることに気がついて、
ずっと私だと思っていたものは一部分でしかなかったことに気がついた。
二人三脚じゃなくて三位一体だったことに気がついた。
最後に気がついたその一部分がこの現実を生きる上でとても頑張ってくれているのだけど、幅をきかせすぎていて肥大化していたようだ。
「あなた」
という存在をやっと認めて許可を出した。
「あなた」
として輪郭を得た私は肥大化していた私を押し退けてまで出てこないけどとてもしたたかで、ものすごい何かを持っているのだろうと直感で感じた。
「あなた」
が発するメッセージはそのまま聞き入れるにはとても葛藤するもので、叶えるにはジタバタしたり泣いたり悩んだりする過程がつきものだった。
だけど「あなた」の声を聴きながら過ごした日々は今ではとても愛おしく感じる。
「あなた」の声を聴くことは大変に思えることもあるけれど自分のことを一番よく知っていてくれているから、あなたとの対話の荒波を抜けたその先には
見たこともない、
体験したことのない、
誰も教えてくれなかった唯一無二の自分の世界が待っているよ!
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