福祉界隈の一大イベント【国際福祉機器展の歩き方】今年も開催
東京ビックサイトで行われる、一部の人から大注目のビックイベントと言えば…あれですよね。
国際福祉機器展
国際福祉機器展(H.C.R)
コミケではなく。いや、コミケにも一度人生経験として行ってみたいとは思いつつ足を運ぶことなく早十数年。
東京ビックサイトって、ある一部の人が熱狂するニッチな展示会、販売会があり得ない規模で行われているの、いいですよね。
ついでにこれを書いてる週末のイベントを調べたら「第24回JAPANドラッグストアショー」が開催予定でした。何それすごい。
同人誌販売には同人誌販売の、ドラッグストアにはドラッグストアの世界があり、その世界で生息する人々が集い熱狂し交流する、そんな世界があるのです。自分にはわからないけどそのような熱狂があることを認めあう、そんな多様性のある社会であれ、と願うばかりです。
さて、世の中の多くの人にはあまり理解されないかもしれない世界ですが、福祉機器には福祉機器の世界があるのです。
仕事で行く機会もあるのですが、予定さえ合えば私はこのイベントに完全プライベートで足を運んでいます。
国際福祉機器展とは何か
福祉機器って何?と思われるかもしれません。ひとくくりに「福祉機器」と表現されてますが、実際に見られるものは多岐にわたっています。
ハード的なもの、規模の大きなもの
住宅用につける車いすのまま上り下りできるエレベーター
階段昇降機などの住宅設備
車いすのまま乗り込める福祉車両の新型モデルのお披露目
大きな施設に導入するナースコールシステム
介護保険料請求などに使えるシステム など
ソフト的なもの
手の不自由な人でも使いやすいスプーンやフォーク
歯ブラシなどの生活用具
匂いが漏れないおむつ用ポリ袋などの衛生用品 などなど
大小さまざま、規模もレイヤーも多岐にわたる商品が展示され紹介されています。
目を引くイベントとしては福祉車両や住宅設備のデモンストレーションや開発者のトークイベントなど
安価で小さなものに関してはその場での販売も行われています。
福祉機器と聞いて、車いすや杖などの、高齢者の方が使うグッズぐらいしかイメージできない方も多いかもしれません。
しかし、福祉とは人が生きることを支える分野なので、森羅万象関わりがあるのです。
生きるためには家が必要、家には暮らしやすい設備が必要、衣食住が必要、余暇も楽しめたほうが良い。サービスやシステムなど形のないものもかかわってくる。
私の、国際福祉機器展の歩き方
実際にビックサイトのイベントに参加した人はわかると思うのですが、展示会場は非常に広く、すべてを見ようとするととても1日で見切れない規模になります。なのである程度行くブースを絞る必要があります。入り口でマップと出店リストを見られるのでそれで目星をつけていきます。
先ほど挙げた、車両や住宅に関することは自分が直接かかわることはないのと、車いすや杖も障害者の方はオーダーメイドで相談しながら作るので市販品にあまり関わりがありません。
また、パソコンに入れるソフトとか請求システムは私に決定権がないのであまり関係がないです。
なので、私が回るのはもっぱら生活用品や、余暇を過ごすもの。
仕事で今後利用するかもしれないものに関してはカタログをもらっておきます。ブースにいる人と直接話をした場合は名刺をいただくこともあります。
実際、過去に「ベッドの上で寝てる人の向きを変えるときに小さい力でできるシート」を見せてもらって後日導入したことがあります。
または、余暇の時間に障害者の方が遊べるゲームなどをいつも探しているので、サンプルを見つつカタログをもらって帰ります。
プライベートだと例えば、手を洗う回数が多くて手荒れするのでいいハンドクリームを買ったり(その後リピーターになり、見かけたら同じのを買ってる)
どんな人たちが来場するのか
もちろん障害当事者の方が自分が使うものを探しに来ている、というパターンが多いです。
あとは仕事の取引先として今後かかわるかもしれない相手の様子をうかがいに来る大人の人、
就活生と思しき黒いスーツの学生さんもいます。今後の就活で出願するかもしれない企業の話を聞きに来ているのかもしれません。
どれにも属してなさそうな私と同じような人も少なからずいるので、シンプルに趣味で訪れている人も多いのかもしれません。
今年の開催予定
2024年10月2日(水)~4日(金)10:00~17:00 (4日(金)のみ16:00まで)
入場は無料です。webサイトで事前申し込みができますが、申し込みなしでも当日現地で受付できますので大丈夫です。
今年も予定を調整して1度は来訪する予定ですので、行ったレポートも公開できたらと思います。
ではまた。
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