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競馬大学補講:学習の方法

競馬大学の個人個人の勉強の進め方
について参考になるかと思い
今回は学習方法について
補講させて頂きます。

学校の教科書でも何でも
そうですが
教科書に書いてあることは
真実ではなく
一つのある「解釈」「見解」

です。
例えば
文部科学省検定の
高校の化学の教科書には
挙げれば霧がないほど
大学、一般のレベルから考えると
記述の矛盾、誤りがあります。
(私はその仕事の手伝いをしたこと
がありますが😀)
ただ、誤りと書きましたが
正確に言うと
それは一つの解釈なのです。

高校化学では
基本的に反応速度の一部等を除いて
一次関数(線形性)のあるものしか
扱えない。
簡単に言うと高校化学で微積分が
使えないので
自動的にそうなるのですが
その弊害として矛盾が出たり
おかしな「教科書風の説明」を
することになります。

ですから、物理や生物も勿論そうですが
検定教科書であっても
真実というか、一般の学問レベルの
物理や生物と異世界のものができあがっています。
そういう教科書を
ただ有り難く、疑問に思わず
丸暗記する、これが最悪の勉強法
です。
頭も使わない、使えない知識(本当ではないので)
の丸暗記です。
教科書には間違いがあるということを認識して
こういうものを疑問に感じながら
教科書と対話をしながら
勉強というのはすすめた方がいいです。

教科書にかいてあることが
正しいor正しくない

間違ってるから
高校の物理や化学の教科書は
役に立たない
という訳ではないのです。
「正しい」教科書なんて存在しないので。

それは教科書で学ぶという
一般の方法を
学習方法自体を
完全に間違えています。

教科書は一つの見方、見解
解釈を示しているのであり
それは絶対的な真実でもなんでも
ないです。
それを題材に色々な現象を
考える。思考するのが
勉強であって、教科書の内容を
暗記することが勉強ではないです。

ですから、そもそも
教科書に書いてある正しさなんて
幻想であって
全部正しいことに意味すらないです。

医学の教科書も
今の時代の一つの解釈でしかなく
30年後に合ってる保証は全くなく
むしろどんどん改変されていくもの
ばかりです。30年前の医学常識と
今の医学常識は全く違います。

この知識の改変は
教科書を信じた暗記学習していたら
起こりません。

その改変自体
何故行われるか?
それは教科書を正しい姿勢で学び
つまり教科書を一つの説として捉え
自分の意見や解釈と戦わせ
新しいことを考えていった人たちが
自分なりの解釈を考えていった人が
いるからです。

学問
人類の知の発展はこうした
過程のもと生まれていくのです。

もし教科書の内容を真実だと思い
それを丸暗記することしか
しなければ、人類の知の進歩は
ありませんでした。

ですから
私の競馬大学の講義もそうです。
前述した教科書と同じように
これは
私の考える私の解釈
あって
決して真理でも何でもないです。
それを問うこと自体が
学習の方法として一般的な誤謬です。

競馬には色々な考え方
切り口があります。
例えば
血統の考え方についても
色々個人個人あります。
私にもあります。
でも、それはどれが真実で
どれが嘘でもありません。

なぜなら
「血統」という切り口でさえ
人間が恣意的に作り上げた概念
だからです。
そもそも
恣意的にできているものが
真実であるはずがないのです。

血統をこういう風に解釈したら
結構現実に合うとか
利用できるとか
そういう類いのものです。

世の中に
真実顔した教科書は数多ありますが
それは真実ではないですし
解釈であって
その解釈と自分の意見をぶつけたり
その中で自分の解釈を作ったりしていく
それが勉強するということ
です。

ですから
競馬大学も私がいわば経験してきた
自分なりに解釈してきた競馬知識の
総体を示しているわけで
真実では全くないですし。
正しいor正しくない
もないです。
私の解釈としてそういう理論だという
ことです。

私が提示した解釈
知識、これを教科書にしていますが
それを受講生各人が
考え、実験してみて
自分なりの解釈を見いだしていく
その為の教材であって、
他の教科書同じく真実でもなんでも
ありません。

この知識、考え方を教材に
もう一つ上の受講生それぞれが
自分なりの
「教科書」を作って欲しい

そう願っております。

本当は競馬に詳しい人にも
読んでもらいたいです。
そして、改めて自分の考えを
疑問の俎上に上げる
そのことが、その方の競馬の知識を
ブラッシュアップすることは
間違いないからです。

そういう思考の助けとして
私も、この教科書の解釈を
色々な実践に当て嵌め
考え、
ブラッシュアップすべきところ
はしていきたいですし
そうやって
各人の「競馬学」は進化していくものだと
思います。

皆さんの中に
自分なりの理論が構築できたとき
それが真の競馬大学卒業の日です。

そして競馬学は卒業後も続いて
いきます。
生涯学習です。
時代と共に競馬の有りようも
理論も変わっていくからです。

それまで
私は教材として色々な解釈を
皆さんに投げるので
それを諦めず考えてみてください。
それが私が受講生皆さんに
一番望むことです。

(おしまい)

私は個人的には数学が趣味で
望月先生のABC予想の証明に
最近では非常に感銘を受け
自分もそういう新しい数学を
作ってみたいと思っております。

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