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潰しが効く_240728_#386
▼潰しが効く。
それまでの職業をやめてほかの仕事をしても、十分にやっていける能力がある。ほかの職業・職場でも十分に適応できる力がある。
〔語源〕金属製の器物は溶かして地金にしても、また利用できることから。
▼若い頃、会社の人に云われた言葉です。
卒業したものの就職してやりたいことを持たなかった私は家の事情もあり、親の勤め先の関連の会社の試験を受けさせてもらうことに。
しかし、学生時代に勉強をしてこなかった私は、あっさり不合格。
さらに別のところを受験させてもらい、なんとか浪人せずに就職できることになりました。
父親は会社で地位があったわけでもないですが、煮詰まった私の就職を気にして橋渡しをしてくれました。
▼親のスネをかじるといいますか、いい歳で頼み込んだ私は、後から思うと恥ずかしい限りですが、その時は迷ったあげくにそういった選択をしました。
そしてそこで1年半働いた後、エンジニアが働く事務所への移動の話が来ました。
何も考えていなかった私は云われるままに移動することに。
そしてそのタイミングでも試験を受けさせてもらうものの、評価は不合格。
不合格ではあるものの、そちらへ派遣してもらうといった形で移動しました。
▼その時会社で聞いた話が、
『まぁ、エンジニアの職場なんでそこで経験を積んだら、将来的にも潰しが効いてええんちゃうか。』
みたいな言葉でした。
その時はなんのことかさっぱりわかりませんでした。
もちろんどのような職場なのかも全く理解していなかったんですよね。
▼後年、社内でキーになるえらい職場に来てしまった、ということがわかります。
しかし、きちんと就職して入ったわけでもないのでそもそも失うものはなく、良い意味で開き直り、『周りは自分と違う正社員っていっても変わりはない、ここで踏ん張る!』と、仕事に対し必死になることができました。
▼振り返って今、潰しが効く業務をやっているのかと云われるとわかりませんが、以前の経験は間違いなく役に立っていると云えます。
リスクを取らず本来必要のないことまでやって備えるといったイメージがあるため、自分からはあまり使わなかった言葉ですが、私にとっては人生に大きな影響を与えた言葉になります。
〈今日の気づき〉
・潰しが効く
そんな言葉に乗って、若い頃から色々と
経験をさせてもらった。
何気ない言葉が、その人の人生に
大きな影響を与えることもある。
最後までお読みいただき、
ありがとうございます。
明日もみなさんにとって
大切な1日となりますように!!