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お正月がやってくる

あぁ
お正月がやってくる

母が元気だった頃
年末の数日間、母はお正月料理の準備をしていた
おせちやお煮しめ、お雑煮などなど

私が出戻った頃は、毎年実家で親戚が集まり母の手作りの料理や持ち寄ったもの、お雑煮などを食べ賑やかに過ごしていた

父が亡くなり実家終いをした一昨年からは私の家で長男、次男家族、長女家族が集まっている

お正月はどうしよっかなぁ…と考えていた時にフト気持ちが重くなった
それはなぜ?
……「お正月っぽくせねば!」と囚われてないか?

私はおせち料理の由来もあまり知らないし、料理が好きで振る舞いたいわけでもない

ただ小さな頃から繰り返されてきた行事を「私も母として遂行せねばならぬ」と(大袈裟!)

私がお正月に求めるものは…
子ども達同士のコミュニケーションなのである

子ども達同士がお喋りする姿は大好き
今は次男のお嫁さん、長女の旦那さんも増えた
似たような年代の大人5人、仲良くなって欲しいなぁと思う
(似たような…と思うのは53歳の私だけで子ども達にとっては違うだろうが…)

長いお付き合いになるのは子ども達とその家族だもんね
定期的に交流しておくことは長い人生の中で助けになる時があるかもしれない

次男家族には子が生まれ、子ども達にとっては「姪っ子」という次世代の存在もいる
せっかくご縁があって繋がったんだもん

義母、義兄妹、義兄弟ではなく、ご縁が繋いだ大人同士のお付き合いができれば嬉しい
私は立派な親ではないし、肩書としての「義母」は認識しているが「義母って何?どう振る舞うのが正解??」といまだにわからない

私は子ども達3人を人として尊敬している
それぞれの場所で頑張って生きている

その子ども達が選んだ人、次男のお嫁さん・長女の旦那さんにも同じ感情を持っているのだ

私の人生の中で新たに素敵な人に出会え、しかも家族になった!
…って感じかな(うまく表現できないけど)

私にとって「圧倒的に人生を応援する対象」なのである

(でも、それぞれが考える人生に口出しなんてするつもりはないし、そもそも誰かが誰かの人生に口出しするなんてありえないと考えてる。母は残りの人生を追求するのに忙しい。気持ちね、気持ち)


話があっちこっち行ったけど


お正月に対してそんな気持ちでいるので「母として遂行せねばならぬ」という思いは少しずつ捨てていこうと思う

「お正月料理の支度が負担になってきました」というニュアンスで書いてしまったが、そもそも立派なお正月料理を用意していたわけではない

おせちは注文してるし、ふるさと納税でお肉やカニをプレゼントしてくれるし…
お寿司を買い、お雑煮を作る程度なのである

とりあえず毎年買っていた、高いわりに残ってしまうおせちは買わない
栗きんとんと伊達巻きは好きなので単品を買ってお皿に盛るだけにする
お雑煮は作るけど、お雑煮より好きなお汁粉も作ろうかな
私が楽しめることを基準に入れていこう

ま。結局ほぼ例年通りのお正月を迎えるんだけど、このページの書き始めと今とでは私の気持ちが軽くなっているのでヨシ

愛する5人の大人と3歳児1人と一斉に会えるのが楽しみ






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