最近のふたつの話題から考える#本当は怖い冥王星水瓶座時代
少し前に、石破総理大臣の「食べ方」が汚いとネットで話題になっていた。
見たけど、うーん。確かに汚いね。
思えば就任のときの集合写真のときも、モーニングの着方がだらしないとか、立ち方がだらしないとか、式典出席のマナーがなってないとか、もうご指摘大会状態。
基本的に「自分は人前に出る立場である」ということを、全く理解されていないのだろう。
仕事ができればいい。
そういう声もあるけど、海外の要人たちは石破さんを日本の代表として当然捉えるわけで、あまりにひどい体たらくだと「日本人もこの程度だろう」と考えられてしまうんだよね。
つまり、舐められる。
その点、先祖代々の政治家の血筋である麻生さんや安倍さん、私は彼らを支持しないけれど、そこは流石だったなぁと思う。
麻生さんは洋服の着こなしが素晴らしいし、書かれる字も流麗だ。安倍さんもまたしかり。
誰か、石破さんに教えてやらなかったんだろうか。あんた、それはダメだよって。同じ自民党の仲間だろうに。
私も大人なので、彼ら自民党が一枚岩なんかではなく、派閥が幾つもあり反目しあっている人たちがいることは知っている。
それでもね……
それとも恥をかかせて早く辞めさせたいのか。
✰✰✰
一昨日、同じく自民党の女性議員さんのお宅が火災に遭った。
マスコミが火の中に人がいるように見える映像を流して、結果自らも大炎上してしまった件だ。
まだ事件は捜査中だけど、早くもネットでは口さがなく好き勝手なことを書き散らす人たちが散見される。
共同通信社の方はSNSで「報いだ」と発言して大炎上、アカウントを削除して逃げてしまったし(言葉のプロであるなら反論していただきたかった)例の人影を犯人とするもの、ひどいものになるとレプティリアン系宇宙人だとするものまで。
心霊写真ってのもあったね。
撮影したそれをマスコミに渡してしまった視聴者の方とそれを視聴率欲しさに放送してしまったnews every. さんとミヤネ屋さん。
彼らは何の意図を込めてそれを放送したんだろうか。
視聴者の方はその火災にあったお宅が誰のものか知っていての撮影だったんだろうか。
✰✰✰
このふたつの件から分かるのは、本当にこの国は分断されてしまっているんだなってこと。
韓国と北朝鮮の北緯38度線のような、明確なラインがあるわけではないけれど、私たちはとても細切れに分断されている。
系譜(血筋)、学歴、政治的信条、思想、性別、世代……etc.
多分、私たちがいつかの古き良き時代の日本人たちのように、ひとつに団結することは不可能だ。
都合の悪い記憶だけを削除することはできないからね。
何故、分断してはならないかと問われれば、私は「お互いに滅ぼし合う結果になるからだ」と答える。
では団結さえしていればいいのかといわれれば、多分、それも違う。
みんな同じ思想をもち、同じ方向を見る。同じ行動をする。右向け右!
ああ、息苦しいな。頭が変になりそうだ。
でも、それが旧世代の「団結」だったでしょ。
ペースが違う、左を向いている、どこか明後日のことを考えている。
そういうのは、容赦なく削除。
それが日本型の管理社会だったんだよ。
悪名高き新自由主義がここまで蔓延ってしまったのは、そういう日本型の管理社会に対するアレルギーもあったと思う。
個人的な感想だけど。
分断が駄目で、団結もできないなら、ではどうしたらいいんだ。
そこで打ちのめされている人と、前向きに次なる道を拓こうとする人と。またそこで分かれていく。
私自身は「統合」を目指すべきと考える。
言葉遊びって突っ込まれてしまいそうだけど、統合とはお互いに溶け合って自我を失くす事ではない。
意見の違うものを吸収して自分たちのなかに取り込み消し去ることでもないし、強いものにべったりと寄り掛かることでもない。
お互いの系譜の違い、政治的信条の違い、学歴の差、性別の違いによるバックグラウンドの差など、それを分断の線として足を引っ張り合うのではなく、その違いを認識したうえで、ベストな未来を導くべく、相手に足りない部分を補ってアシストしていくこと。
共に手を取り合うこと。
それが今、求められている「統合」だと思う。
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これからの冥王星水瓶座時代は、みんなに平等でフラットな、自由な時代になっていくそうで。
お互いに認め合い、横並びに繋がる。
水星、火星が水瓶座の私には夢のような時代なのだけれど。
Twitterのハッシュタグでもあったな?
#本当は怖い冥王星水瓶座時代 ……ってね。
冥王星が水瓶座になったからといって、無条件に全てがリセットされるわけでもなく。
逆に、分断の線を越えることができず、手を取り合うことができない人たち。
地の時代に築きあげた優位性の砦から出てくることを拒む人たち。
優位性もいろいろあるよ。生まれもそうだけど、学歴、男か女か、ルッキズム、若さ……
そーゆーものにしがみついて、いつも不安を胸に抱えてる。あいつが上か?私が上か?
相手が上だと分かると、たちまち砦の扉は固く閉ざされて、もはや2度と砦の主は出てこない。
そんな人たちにも、冥王星水瓶座時代/風の時代の暴風は平等にきっと吹き荒れる。
なにかにしがみつくのを止めた人たち、そういう人たちは手に手をとり、支え合ってどこまででもきっと飛べる。
だけど飛び方を知らない人は、その分断の線を越えてこちら側に来られない人は……
永く続く暴風に、きっとひたすら耐えることになるのだろう。
だとしても、仕方がない。
未来を選ぶとはそういうことだ。
いつかの時代もそうだった。
地の時代は1842年から始まっている。そう、ちょうどペリーが浦賀にやってきて「おい、開国しろよ」と迫った年だ。
地の時代の物質・権威至上主義に馴染まないもの、受け入れられないものは消えていく宿命を辿ったし(地の時代の前は火の時代で、武士の時代だった)今回だってその通りだ。
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言ってみれば、冒頭の派閥や系譜で足を引っ張り合う議員たちは「分断の線を越えられない人たち」
火災の件で「報い」とコメントした方も同じ。
火災に遭われた議員の心情を考慮することなく、あのショッキングな映像を撮影してマスコミに渡した方も。
それを躊躇わず視聴率優先で放送したマスコミさんも。
手を取り合えていないのだ。
堅牢な(はずの)建物のなかで、外の嵐からは関係ないと。
そのまま彼らが立て籠もったまま、風の時代を行こうとするならば、きっと何もかも吹き飛ばされる。
国会議事堂も、立派なテレビ局の建物も。
いいや、それも。
せいせいするね。
だけどどうか、飛び方を知っている誰かがいるならば、彼らに手を差し伸べてみてほしいなとも少しは思う。
地の時代の力が風の時代に役に立つ、そんな 時だって必ず出てくるのだから。
過去にも未来にも、無駄なことはなにひとつとしてない。
そう信じている。