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 推しのネイタルチャートを読んでみた。

 内容はタイトルの通りです^^;
 西洋占星術を勉強し始めたばかりのときにも、推しのネイタルチャートを実は何度も読んでいて、勉強させていただきました。 

 昔より知識が増えた今、赤緯や小惑星(まだ齧った程度ですが……)も含めて、また読んでみたいと思います。

 とはいえ。
 今年、Twitterでは『有名人(故人含め)勝手に占うのはいかがなものか』という問題提起もありました。
 だから、お名前は伏せておきますw
 もしかしたら、このチャート見覚えある!って方もいるかも。それにトラサタの位置で大体の世代は分かる。

 見覚えある方(^^)
 あなたは私の仲間ですw なんちって。

 でもね、こんなことしてるあなたは正直、とっても奇特な方だと思いますw 私と同じく。
 だって、この人物をこんな方向から掘り下げてるのは、きっと世界広しといえど私だけだと思ってたから^^;
 そーゆー意味で仲間〜w

 このブログは誰も知らない、吹けば飛ぶような弱小アカウントです。
 そういう私と、奇特なあなたが繋がったということは。

 何かの縁かもよ……?
 ……なんちってw

 まず、冥王星の位置からw 
 冥王星が牡羊座世代= 1823年から1852年生まれの日本人ってことで^^;

 特徴的なのは双子座のオーバーロード。
 それから赤緯でみると、月と水星がOOBであること。

 月は蟹座ですね。うーん、ディグニティだね。
 史実ではクールな完璧超人みたいな描かれ方をしがちなこの方。
 でも冥王星(牡羊座)と月はスクエア。
 月のOOBが示唆するのは、感情の深い波であり、感受性の鋭さ。
 だけどスクエア(90°・衝突)の角度をとる冥王星に完全に封殺されているともいえる。
 ポーカーフェイスだったといわれているけど、それはあくまでも仮面で、水面下では激しい感情の波と常に戦われていた可能性はあるかもね。

 とはいえ、出生時間は不明。
 0:00〜23:59まで出してみましたが、いずれも蟹座ではある。
 きっと本当は優しく、目下の面倒見の良い方ではあったのだろう。
 ただ冥王星がそれを押さえつけている……
 そこまで気持ちを許すに至るには、きっと厚い壁があるのかもね。

 水星のOOBは記憶力の良さ、言語能力の高さを示唆すると言われています。
 うん、要するに有能だったんだね。
 双子座(n水星)の支配星も水星だしね。これもディグニティだ。
 おまけに水星と月はパラレル(赤緯でいえば合の上位変換)だし、木星とも合。木星と合、とはゲーム的にいえば能力に強化魔法がかかってる感じ??
 どんだけ頭良かったんだろう。一度、話してみたかったなぁ(感想)

 この水星のサビアンシンボルは『パームの枝を刈る男』
 改良する人、合理的な人、建設的な考え方……というキーワード。
 ああ、確かに。
 この方は幕末生まれの人物なのですが、当時には過渡期であった洋装を取り入れ、同じく当時としては最先端だった懐中時計もお持ちだったらしい。
 そーゆーとこをみると、この水星が効いてるなって感じするw マジで!
 常に仏頂面なイメージも付き纏う方ですが、如才ない方でもあったらしい。それもこの水星が前に出たときだったのかもね。
 度数的にも最終度数に近いので、すごく双子座感強めの知性を感じる。そう、まさに言語能力。
 但し、金星、海王星とのアスペクトはないので、これが『実務に特化した言語能力』っていうとこは表してるかもね。
 御自身でも文章の創作活動をされた方だったそうですが、そこは星がカバーしなかったかも^^;

 順番的には次は金星なんだけど、流れ的に火星にいこうと思う。

 火星は獅子座の14°。
 土星とセクスタイル、冥王星とトラインでどちらも吉角。いい意味で精神的な強さを付与されている。
 付け加えるなら、小惑星のOrdin(3989)が合になってること。

 オーディンは北欧神話の神様。
 魔術を会得するために片目を失ったり、ルーン文字の秘密を知るために首を吊ったまま挙句には槍に突き刺されたりすることで、その身を創造神オーディンに捧げた結果、同じ『オーディン』を名乗ることを認められたそう。
 そういうクレイジーな神様だ。

 その神話から、小惑星Ordinが付与するのは、どこかクレイジーな突き抜けた強さ。強靭な精神力。
 うーん、ひとことで言えば『イカれてる』かも、ねw

 でね。
 面白いことに、よく見ると小惑星パラス(知略の小惑星)・冥王星・件の火星でグランドトラインが形成されてます。
 冥王星のエネルギーがその件の火星に流れ込む。牡羊座の冥王星なんで、荒々しくてストレートなエネルギーだろう。きっと。
 その火星のエネルギーがパラスに流れていく。

 火星のサビアンシンボルは『山車』
 堂々たる主役、千両役者のエネルギー。
 スター性強すぎw

 あはは、これはすごいね。
 でももっといえば、そのパラス(もう一度書くけど、知略の小惑星)とさっきの木星の強化魔法がかかった水星はパラレル……そう、合の上位変換だ。

 原子力発電所(冥王星)と直結した高性能コンピューター(小惑星パラス+木星強化魔法付与の水星)付きの山車(火星)……なーんてw なんか全自動な岸和田だんじり祭りの山車を想像しちゃった、わはははは。

 で、もっとよく見てみると、そのグランドトラインである頂点の冥王星から真っ直ぐ反対側の土星にアスペクトが伸びて、カイトになっている。
 冥王星と土星のオポジションは『限界突破アスペクト』なのよね。
 土星も冥王星も同じ年にうまれた人は大体、同じ位置にあるので(進行が遅いから)世代的なものではあるのだけれど、このカイトもまた、この人物の強靭さを担保しているといえると思うよ。

 史実を辿ると、この人物は武人であり知略に優れた人としても広く知られていてね。
 でもこの星回りをみると、どれだけの人物だったんだろうって、それを目の当たりにしたかったなーと、本当にそう思うよ。
 簡単にひとことで表すなら『しごでき』だけど、うーん、それじゃ物足りないな。
 なんかの文献で『常勝将軍』って表現されてたけど、まぁそれが一番しっくりくる。

 いや当然、この方自身にしか分からない苦労もあったとは思うけどさ。

 太陽はじゃあどーなのって言われると。
 特にタイトで目立つのはノースノードとの合。パラレルでもある。
 これは単純に、太陽のサビアンシンボルが示す『こう生きたい』を補強してると考えていいのかな。

 サビアンシンボルは『落下する飛行機』
 不穏なシンボルだけど、これは勝負師のシンボルですね。起死回生、一発逆転的な。
 落下していく飛行機をいかに軟着陸させることができるか?ってね。
 そーゆーことができる人になりたかった(いや充分なれてると思うけど!)のかな。

 守りたかったんだろーね。……なんか分かる。
 でも…………でも、最後は……ಥ⁠_⁠ಥ

 ラストで金星を読もうと思う。
 金星は恋愛に関わる部分でとてもパーソナルで尊厳に直結する部分だ。
 だから慎重に言葉は選ぼうと思います。

 まずは金星と天王星のスクエア。
 あはは、そーだなぁ……恋愛、ちょーっとフラフラしちやってたかなw 分かる分かる。
 誰もが誰かに一途になれる人生だなんて限らないものね。
 運命の人ってのは、必ずしも恋人や伴侶って形で出現するものじゃないんだよ。うん。
 金星とジュノーも合だよね。
 ああ、象徴的だな。
 どんだけモテたんだろ、笑える。
 でも、ちょっと支配的になりやすいかな。そこは気をつけないとね(余計なお世話)

 あとマイナーアスペクトだけど、金星と月はクインタイル。意外と子供みたいなところもあったかもね。

 金星のサビアンシンボルは「サマリアの女」
 男性のチャートでは金星は理想の女性。
 うーん、教科書通りなら、繊細で優しい人。差別意識がない、キャパの広い人。純粋さ。
 「サマリアの女」は差別を受けていたサマリア人の女性が、イエス・キリストに出会って目覚める物語でね。
 そーゆー意味での新しい視野の獲得。苦難から立ち上がる知性のある人、という解釈もできる。

 で、牡牛座さんだから、お肌や髪の質感とか重視してそう。スレンダーすぎるのはあんまりかも。顔で選ぶタイプ?……って、理想高杉〜^^;

 ここもせっかくだから小惑星を使ってみたいと思う。

 今回はシナストリーの定番で小惑星Eros(433)
場所は牡羊座の17°、サビアンシンボルは「空のハンモック」
 この度数の特徴は順応性の高さとメンタルの強さ、それから風まかせ感。
 うーん、自立した人が好きな感じ?で、風まかせな感じ……
 自由恋愛型なのかな。名前のついた立場(今で言うなら彼女とか彼氏とか)でお互い縛りあう感じはお嫌いだったのかもしれんよね。
 ってゆーかハードル高いよ、女性からしたら。
 飽きると自然消滅になるタイプだな、あんた。

 せっかくだからもうひとつ。
 これもシナストリーの定番、小惑星Loving(432971)
 場所は蟹座の9°、サビアンシンボルは「水の中の魚へと手を伸ばす小さな裸の少女」
 あ、これは「愛すべき人」を表すシンボルね。

 その意味は聴き上手繊細で共感力の高い人。人が好きで誰とでも仲良くなれる人、ってところ。
 小さな裸の少女……だから、純粋さって意味もあるかも。
 金星のサビアンシンボル「サマリアの女」と通ずるところがあるよね。

 ここまで読んでみての総評。

 全体的に能力はめっちゃ高い人なんだよね。押しも押されぬ「しごでき」で、だから名も残っている。
 だけど、どっちかと言えば「仕事に生きた人」という印象。

 そんだけの能力があったなら、恋愛も良い感じで進めて行けそうだけど……
 こればっかは縁……だもんな^^; 

 それと、意外と心を許せる人は少なかったのかなぁ、ってとこ。
 うーん。
 現代の学校教育では、それは自己責任みたく言われがちだけど、そうじゃないよ。
 必ずどこか、その体験から学ぶところはあったはずなんだ。そういう運命の流れだったとしてもね。
 それにそれはあなたの非に端を発することであるとは限らない、必ずしも。
 つまり、それもまた学びなんだよ。

 途中から何故か、推しに人生相談をされているような、そんな気もちになって書いていたよ。不思議だけど。
 同じ時代に生きていたならば、なにか言ってあげたかったと思う。一言だけでもね。


         ✵✵✵


 さあ、そんな私。
 占いが好きな人は、「好きな誰か」とのシナストリーを作ってみたことがあると思う。必ず。

 私とこの推しとは、火星がかなり正確なオポジションでコントラパラレル。
 獅子座の火星と水瓶座の火星。

 ふと頭に思い浮かぶ物語。
 王様と、王様に唯一、進言できる宮廷占星術師。
 いやいや、それは妄想だ。

 どこか違う世界で出会ったならば、私たちは。
 そんな風にして出会うんだろうか。

 それこそ妄想。
 でも今の私は……何か、とても楽しかったよ。

 生まれ変わりがあるなら。
 どうか、ここではないどこか別の世界で幸せでありますように。

 そう願って止まない。

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