自分の狭い価値観で生きたくなかった【私が南伊豆に来た理由】
初めまして、わたしは現在大学を休学中の21歳、サリーです。
東京都出身、東京都育ち。
好きなことは、食べること、料理、散歩、韓国ドラマ観賞、カフェ巡りです。
あとは人と話すことが好きで、カフェに行ってマスターと話したり、友達と他愛もない話を何時間もしている時間が、しあわせだなーと感じます(笑)。
最近はものづくりにも興味が出てきて、陶芸や刺繍服づくりなど、やってみたいことが沢山あります。
前置きが長くなりましたが、今回は、わたしがなぜ南伊豆に来たのかを紹介します。
休学したくて、したわけじゃなかった
いきなりヘビーな内容に驚かれた方もいるかも知れませんが、わたしは半年前から、突然大学に行けなくなりました。別にこれは、休学したかったわけじゃなくて、せざるを得なくて「休学」を選びました。
周りを見ると、大学生活もプライベートもうまくいっている(ように見える)人たち。
自分はこの2年間、一体何をしていたんだろう。
周りと比べ始めた途端、一気に将来が怖くなって、無気力になりました。
わたしは、本来大学3年生の代で、パンデミックの流行と共に始まった大学生活でした。初めはコロナ禍でも、地元の友達に会って楽しく、お気楽に過ごしていました。けど、その一方で、ずっと何かに追われて、焦っている自分がいたんです。
自分の考えを行動に移せる人や、ワクワク生きている人になりたかった。
今思うと、わたしは何者かにすごくなりたくて、もやもやしていたんだと思います。
大学1年生の時、国際寮に入って語学力アップを目指したり、自粛中に入会した料理教室でクッキングライセンスを取得したり。
自分なりに将来を見据えて行動していたつもりだったけど、本当にやりたいことはなかなか見つからなかった。
そしてある日、突然学校に行けなくなった。大学に行っても“就活”というワードが常に付き纏い、何もない自分を突きつけられるのが辛くて、辛くて仕方がなかった。このまま在学し、社会経験の少ないまま就活をしても、うまくいく気は一切しなかったし、妥協して入った会社で社会人になるのが1番嫌だった。
人生の先輩に話を聞きたい!
わたしはいろんな生き方を知りたかった。自分の狭い価値観の中で生きたくなかった。そこで、一旦休学して、「大学で先輩との関わりを持てなかった分、大学外で話を聞きにいこう!」。
例えば、地元で出会った、大企業を早期退職してコーヒー専門店を始めた店主、自分のアトリエを持ち、自由に作品を作って店頭販売をしている陶芸家、大学卒業後に新卒の切符を捨て、学びたい学問のためオーストラリアに留学した人、日本で働くトルコ人など、多くの方に話を聞きに行った。
休学していたことへ負い目を感じていたけれど、人生の先輩方の話を聞くうちに、精神的にもすごく楽になっていった。ワクワク生きている大人に会うことが、進路に悩んで、もがいていた、わたしにとって1番の特効薬だった。
暮らし体験?!私のやりたいことが詰まってる!
今回の南伊豆でのインターン活動は、暮らし体験ができるという点にとてつもない魅力を感じて応募を決めた。3週間という期限の中で、東京から約200キロ離れた見知らぬ場所で、多種多様な生き方、働き方、職業を学ぶことができるかも!そう思ったら行動せずにはいられなかった。
わたしが直接会いに行って話を聞いた人たちの共通点を考えてみた。それは“好きなことを仕事にしている人”であった。
世間では、「好きを仕事に」と、よく耳にするが、わたしも好きなことが仕事になれたらと思っている。
ただ、多くの人と話す中で、好きなことを仕事にする難しさも同時に感じる。
どのように進路選択をしたのか、どこにやりがいを感じるのか、なぜこの場所で働いているのか、など聞きたいことがたくさんある。
これからもいろんな人に話を聞いてみたい。