恋愛禁止って校則、どう思いますか?~女子の生き様~
またもや、校則で首を傾げたくなる判決が出た。
要するに自主退学まで追いつめ、退学させたことは違法だが、恋愛禁止の校則ついては違法ではないと判決が出た。
またしても、うーんと考え込んでしまう出来事である。
法律では18歳以上の男女が結婚できることが認められている。その結婚の前段階で、恋愛期間がないと不自然ではないかと私は思う。高校生の段階で恋愛してはいけないのならば、結婚できる年齢をもっと引きあげなくては合理的とはいえない。
学業を優先させるのならば、大学卒業後、22歳くらいまで結婚できないことにしておかなければ合理的とはいえないのではと考える。
芸能コースもある堀越高校という特殊な高校の校則で、初めから恋愛禁止と知っていてそれでもそこを選択して入学したのだから、ルールは守らなくてはならないということだが、この学校の特殊性だけ認めていいのか疑問が残る。誰でも等しく18歳で結婚できることが法律で決まっているのであり、平等でなければ法律ではない。
性教育をしっかり施し、セックスに対するリスクを学んだのちに恋愛をしたいと思うのならすればいいし、それで、学業が疎かになるのなら、それこそ自己責任ではないかと思う。
またもや、子どもたちを守っているのか追いつめているのかわからない判決である。
なにを根拠に恋愛禁止が合理的なのか、科学的根拠があるのか、教えて欲しいものである。大人たちの「快」「不快」で子どもたちが振り回されているように見えてならない。
恋愛することを「悪い」ことと教えてしまっては、大人になってからいざ恋愛してみようと思ったときにスムーズにできるかどうか、練習もなしに空を飛ぼうとしているようなものであり、余計に傷つくことになりはしないかと考えてしまう。
恋愛は一筋縄ではいかない難しいところがあるのも事実だ。しかし、「人が人を愛する」ことは根源的なものであり、性の多様性を含めて、恋愛を禁止する教育がはたして最善な教育なのかと疑問に思う今日この頃である。
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