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〔224〕出口王仁三郎と犬塚惟重の「ユダヤ観」・「フリーメイソン観」において落合が注目したこと 10/10字句修正

〔224〕出口王仁三郎と犬塚惟重の「ユダヤ観」・「フリーメイソン観」において落合が注目したこと
 海軍犬塚機関長の犬塚惟重大佐と大本教聖師出口王仁三郎の「ユダヤ及びフリーメイソン観」にはかなりの相異があります。
 帝国海軍から命じられユダヤおよびフリーメイソンの研究に真摯に取り組んだ犬塚大佐の報告は、軍人としての能力を尽くしたものです。
 片や出口王仁三郎は新宗教「大本教」の聖師(実質開祖)として幾百万の信者を指導する立場です。新宗教の信者たちのほとんどは真面目で素直な人ですから、大本信者たちから熱烈に慕われた王仁三郎の所説が誠意に満ちているのは当然です。
 ところが落合が見るところ、両者の謂う「ユダヤ」と「フリーメイソン」は異なるところがかなりあるのです。二項対立する存在は「対発生した」とみるのが落合式中観流の基本ですから、当初は王仁三郎と犬塚惟重双方の「ユダヤ観」および「フリーメイソン観」を突合させ、落合がこれを「中観」することにより、真相を導くつもりでした。
 ところが、この問題の多くの事項に関しては、高松宮妃殿下から國體舎人を通じて伺ったこと、およびそれを基とした研究と洞察により、落合はすでに「その真実」を知っているのです。
 そのため、落合が犬塚・大本の両説を突合し、あたかも審判気取りで採点するのは気が引けるのでとりあえずこれを中止し、〔222〕の有料領域において、落合が目下知る限りの「真実」を箇条書きに並べたのです。
 すると先刻、門人の一人K氏から、サポートと共に以下の「感想」を頂きました。

 
 先生のアマテラス、スサノオの区分整理説明。 時系列的にも関係人物相関図式的にも、これほど明解に解明講義なさった方を今まで存知ません。ありがとうございます。
 
 こちらこそ、よき理解者を得てありがたき仕合せです。
 というわけで、落合式中観流よる王仁三郎説と犬塚惟重説の突合・対比は取り止め、その代わりに右の両説の中で落合がとくに注目した事項を取り上げて、以下に解説することといたします。

 その前に諸兄姉に確認したいのは、右に挙げた〔222〕の有料領域の改定版の箇条書き部分は、もうご覧いただけたでしょうか。
 この箇条書きは、落合がこのところ追究してきた、「渡来ユダヤ=モノノベ・丹後アマベ」論の集大成ですから、以下の〔224〕の有料領域を読む前に、必ず目を通してくださるようお願いいたします。

 また〔223〕の有料領域の後半部分の、「昭和神聖会」をめぐる諸勢力の関係を述べた部分も、現状では歴史常識に至っていないのは勿論、歴史評論家や学校史家さえ気がついていないのですから、まずこれを読み込んで頂かないと諸兄姉の脳内が混乱をきたす恐れもあり得ます。
 ちなみに、この白頭狸noteは、公開可能と思われる範囲を千五百字内外で述べて無料領域とし、然らざる内容を有料領域とし、併せて五千五百字内外で述べる事を方針としております。
 落合の脳内事情あるいは外部事情により中断を余儀なくされる時には、いったん中断してそこまでを公開し、事情解消後に必ず続行いたしますから、お見逃しなきようにお願いいたします。


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