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〔247〕ワンワールド國體天皇府の首脳伏見宮博恭王の特殊な事績

〔247〕ワンワールド國體天皇府の首脳伏見宮博恭王の特殊な事績
 華頂博一こと岡崎祐一さんが家名詐称を非難されています。
祐一さんが決してウソを言っているわけではないことは、長年國體の秘史を研究してきた落合には判りますが、教科書歴史を刷り込まれてきた大衆にとって、学校で習ったことを今更誤りとされるのは、自分の財産を削りとられるようで損をした気分になるのでしょう。
 そのような大衆社会に向かって無防備で発言した祐一さん本人にも落ち度はありますが、だからと言って無知無学の輩が祐一さんを詐欺漢呼ばわりするのは天に唾するに等しい愚行というしかありません。
 こうした状況のなかで、伏見宮邦家親王の五代孫の竹田恒泰氏がかかる輩の尻馬に乗るのは如何なものか、と落合は危ぶんでいます。目下詐欺漢呼ばわりされている岡崎祐一氏も恒泰氏と同じ邦彦親王の五代孫で、両者は男系では十親等も隔たっていますが、もとより他人同士ではありません。
 もしそれ恒泰氏が「家系詐欺」として祐一氏を責めるのであれば、落合は恒泰氏に質さねばなりません。「明治天皇の玄孫の貴君は、明治天皇を孝明天皇の皇子と信じるや否や?」と。
 竹田氏はおそらく「教科書通りと信じる」と答えるでしょうが、その場合
「明治天皇の正体は大室寅助」と信じる落合としては「恒泰君も一種の家系詐欺」と評せざるを得なくなります。
 落合としては、恒泰氏が「政体の歴史」を論じているとみて、不問に付しますが、もしそれ恒泰氏が岡崎祐一氏を「家系詐欺」と難じるのであれば、己の玄祖父たる明治天皇の出自に関する誤りを訂正しない教科書を出版する恒泰氏も「家系詐欺」の呼び名に耐えるしかありません。
 そもそも「教科書歴史」とは「政体の歴史」であり、政治的目的で歪曲した歴史事実を綴ったものですから、社会的責任のある立場で「絶対的に正しい歴史事実」と強弁するのはやはり「歴史詐欺」の一種というべきです。
 さて、折からこのnoteに届いた読者のコメントを下に掲げます。

 先生のご著書『天皇と黄金ファンド』のp29~
 「【舎人文書】が明らかにした中山大納言秘事」に詳述されてありますが、幕末の開国時期にもこれと似たような複雑極まりない戸籍編入、操作が行われていますね。
中山忠尹A → 今城定種
中山忠尹B ー忠頼(長仁親王)ー忠能(長仁親王の子)
 この著には古代からの系図操作や同一人物の「二体分け」の実例が豊富に載っています。しかも高松宮妃殿下直伝の口伝が…。
 他の歴史関係の本とは ”情報の次元” が違います。
 既に2冊持ってますが、買い足しておこうかな(笑)。(引用終り)

 『天皇と黄金ファンド』(成甲書房)の初版は平成二十八(1916)年です
から、もう八年も経ったのですね。
 それにしても二冊も買って頂いたのにもう一冊買いたいとは著者冥利に尽
きますね。有難いことです。
 落合がしばしば「二体分け」「背乗り」および「偽装死」を論じるのを陰
謀論として批判する向きもありますが、これらは落合が実際に経験したり、
先祖の事績として伝わることを基にして洞察したものですから、観念的な陰
謀論ではありません。
 具体的に示せと云うなら、「落合吉薗シリーズ第一巻」の『吉薗周蔵手
記』が暴く日本の極秘事項』(成甲書房)の第五章の「昔は珍しくなかった
偽装死」を見てください。以下に一部を抄出します。
 

落合莞爾


 わたしの曽祖父井口辰蔵は紀伊国那賀郡粉河荘中山村が原籍で、全国を巡
って水路工事の仕事をしていたが、その関係で青森県下北郡大畑湊で小路口
覚衛門を称し、現地妻がいた。明治二十(1887)年に粉河で死んだことにし
て下北郡大畑村に移ったが、二年後に大畑村の現地妻が亡くなると、紀州の
旧妻を粉河村で死んだことにして大畑村に呼び寄せたのである。
 曽祖父の偽装死はわが父も知らなかったし、十数年前に粉河町に往き、わ
たしと同じく曽孫の井口恒郎に尋ねたが、やはり知らなかった。
 わが家族も粉河の人も知らなかった曽祖父の偽装死を、わたしに告げたの
はなんと吉薗明子であった。(引用終り)
 
 大徳寺の長老立花大亀和尚から『南朝人事記録』という書類に紀州粉河井口家の記録が存在する事と、その内容の一部を教わった吉薗さんは、それを落合に教えてくれたのです。
  読者のコメントが嬉しくて思わず回り道をしてしまいましたが、以下では
〔247〕の本題に沿って話を進めます。本題とは「世界國體天皇府」の最高首脳の一人博恭王の事績のうち、落合が知り得たことです。それが「ポンピドー牧師」との接触です。
    落合は、岡崎祐一氏との会談によって、はじめてこれを知ったのです。
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