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〔36〕白頭狸の時務随想
〔36〕白頭狸の時務随想
二月二十六日に突然死した弟井口洋の死因を、白頭狸は例のワクチンによるものと疑っております。
むろん確実な証拠はありませんが世間では近来、壮年の突然死が多発しており、多くがその直前にワクチン接種を受けたことが伝わるからです。
多くの医者を友人に持つ白頭狸は、その何人かに例のワクチンに関する所見を尋ねたところ、一人が「あれで想定外の収入が三千万あった。一人六千円で五千人打ったから」と打ち明けてくれたのはおととし(令和三年)のことでから、昨年はもっと多くの収入があったことでしょう。
もう一人は「いやあ、あれは打ちたくないし、打たれるのは自分も嫌ですが、最近感染が増えているし、この立場で感染したら、打たなかったこと非難されるから、結局打ちました」との事です。この前に肝臓癌で入院した某病院で、お世話になった看護師に聴くと、「嫌よねえ、だけど私らの立場では、、、」と言葉を濁していました。
いつも使うタクシー会社の運転士は、「わしらの職場は、打たんわけにはイカンから五回打ちましたが、三回目打ったらエライことになって数日休んだ仲間がおりました」とのことです。
二三日前のこと、フェイスブックで「すべて自分の意志だからいやなら拒否したらよい」と息巻く向きがいたので、「拒否できない立場の者がいるのです。自衛隊や公共施設の職員など」と申し上げたら、「あのねえ、それとは問題が違う」とのことでした。
これは例のワクチンでなく、実はコオロギ食の是非についてのヤリトリですが、問題が異なるどころか本質において同じです。
現実に発生した例のワクチン禍とは異なり、コオロギ食は計画段階のようですが、問題の本質は、政府が本腰を挙げて実施した場合、国民の多くはその職場環境や社会的職能身分などからして決して避けることができない、そのところに在るのです。
先ほどあげた自尊居士は「自分は無力な諸君らとはことなり、社会的圧力を拒否することができる職場環境にいるのだ、ワハハ」と、自分の地位を威張りたいだけで、苟も社会を慮る者ではないと狸は断定します。
例のワクチンと食事では、そもそも生活に占める頻度が違うし、医療と栄養では受容者の感覚も異なりますが、日本社会の多くの領域は、これを拒否できる自由を有する集団と、有しない集団に分断されてしまいます。
そして両集団の間で言論バトルが繰り返される状態が続き、局外者が呆然としている間に事実が進行して、企画者の目的が達成されます。
前掲の自尊居士と立場において変わらないこの狸ですが、ここで言いたいのは、世の中には例のワクチンやコオロギ食などの毒物ないし推定毒物の摂取を自分の意志で拒否できない立場の者が沢山いて、その典型が囚人と奴隷です。
奴隷は日本にはいませんが、準奴隷ともいうべき階層、職掌はたくさんいます。中下級公務員、公共企業の中下級職、医療機関の関係者、飲食関係の現場員、交通関係の現場員など、数え上げれば社会構成員の相当数がこれに当りますが、彼らは毒物摂取と失業のいずれかを選ばねばなりません。
また教育機関に勤める教職員とその管理下にある小国民も、毒物ないし推定毒物の自分の意志による摂取拒否が許されないことを、七十年前に眼前で見た「脱脂粉乳」と「DDT」で学んだのが白頭狸です。
自由民主主義とは名目ばかりで、日本社会には自由など形ばかりしかありません。他国も恐らくそうでしょう。
しかし、社会の維持には自由を制限する必要があることを確信する白頭狸は、自由制限の弊害を避けるためには「情報の公開とそれに基づく討論による真実の周知」しかないと考えております。
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