![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/129975437/rectangle_large_type_2_071163a07b36cbd6354181c199519af0.png?width=1200)
〔152〕ペトロダラーの続き
〔152〕はペトロダラーの続きです。
前項〔151〕の末尾で語ったように、ウクライナ戦争に際してオンラインに登場したキッシンジャーが、2022年にロシアを援護しながら、2023年に漸減否定したのはごく異例で、すこぶる奇妙なことですが、これを追及したメデイアないし評論家はいたのでしょうかね?
ともかく、落合は本日午前十時に和歌山労災病院に入院しますが、院内でも可能な限り〔152〕の続きと〔153」を発信したいと思います。
〔152〕はペトロダラーの続きです。キッシンジャーのウクライナ戦争に関する二度目の発言が、その死亡発表を前提として行われた可能性は極めて大きいのですが、実は今回のウクライナ戦争は「ペトロダラー体制の終焉」の主要原因をなしているのです。
各位すでに御高承のごとく、ソ連崩壊を機にウクライナ領となった旧ロシア領にロシアが侵攻したことにより、石油価格が高騰しました。産油国ロシアは、高騰した価格で販売できれば、それだけでも巨大な経済的利益がありますが、そうは問屋が卸さず、アメリカはじめ西側諸国はロシアに対して厳しい経済制裁を課しました。
ロシアの旧領への侵攻を、国際法違反とか現状変更とか、いかにも不道徳の行為のように言いなして第三国の国民を騙し、西側陣営に属する同盟国(NATOや日本などアメリカの衛星国)に対してウクライナへの資金・武器援助を勧奨したので、日本の岸田政権などはホイホイと応じました。
TBSの『報道1730』をユーチューブで観ている落合は、内容が余りにもアメリカ側に偏り西側メデイアの主張を垂れ流しているのに呆れました。解説者としてメデイアア側の人物に加え、慶応大学・明海大学の教授のほか、元陸将および防衛省の外郭機関の上席研究者などが数人出てきますが、すべてウクライナ贔屓の人士ばかりで、ゼレンスキーを救国の英雄とみなし、ウクライナの戦果が上がるたびに歓声を上げる始末です。
テレビを見ない落合は他の放送局の報道姿勢を知りませんが、TBSと似たようなものと容易に推察できるので、特にみる必要は感じません。
しかしながらユーチューブを見ていると、陸将補除隊した矢野義昭博士や元財務官僚で元参政党首の松田学さんなどは、ウクライナ問題について正しい歴史認識に基づく発言をしています。元ウクライナ大使の馬淵睦夫さんは実地を知っておられますから、この件に関する解説はまさに傾聴に値します。
ところが『報道1730』は、このような見解を持つ人士を一人も呼ばず、一同揃ってゼレンスキーの大本営発表に酔い痴れ、なかでも慶応大学の女教授のごときは「お味方大勝利」といかにも嬉しそうです。
ほかにもユーチューブには単純保守を称する人気作家などが、朝から「故国に侵攻したロシア兵に立ち向かうウクライナの義兵」などと勧善懲節を感情的に唄っていますが、これなど大衆迎合と観るしかありません。
そもそも日本人大衆は、ウクライナおよびクリミア地方に関する歴史知識が無いのが普通で、正確な歴史認識を欠如したまま浪花節的な感情論や勧善懲悪感情で今回のロシア軍の侵攻を非難しているのです。
ここから先は有料領域です・
ここから先は
¥ 500
いただいたサポートはクリエイター活動の励みになります。