わかりあえない生き物、それが人間
その昔、高校の授業に倫理・社会というのがあり、人間について『性善説』と『性悪説』というのがあると知りました。詳しい内容はすっかり忘れましたが、その単語だけは覚えています。
人間が生まれついていいとか悪いとかの思想はわかりかねますが、人間はどんなに話し合っても多くをわかりあえない生き物だと思います。それは善悪の問題ではなく、ただただそういう生き物だということです。
話し合いというのは、当然主に言葉によるコミュニケーションになります。言葉は人の個々の感覚体験によって意味づけられます。個々の感覚体験は大雑把な部分しか共通部分がありません。極めて大雑把な部分しか人は分かり合えないようにできているのです。
大人になる時にソレを理解しておくことは自分を守るための一つの有効な方法になると思います。