70歳から はじめました!
☆ 2019年「心臓手術」(大動脈置換術)。この一月前、7月7日、なんと織姫と彦星が一年越しに会えるという七夕の日、大腸ポリープの摘出手術。心臓は、一月後の8月5日だった。・・・って、なんで年寄りがそんな話題かって? いや、年よりは、古き良き「あの頃」に戻るのは常!つまり、その当時の「ロマンチック(年を取っても「不安」にふるえる自分が残っていたことには「ロマン」があるのだ⁇)」にもどるのだ!
☆ それはともかく、退院後、自宅療養。3年目(2021年)から本格的にセルフリハビリテーション(歩く・自転車を漕ぐ)開始(それまでは正直、怖かったのだ)。4年目(2022年)、68歳で「アルバイト(こりゃ、会社は秘密!)」開始。69歳になって「ジオパーク」に興味を覚え、「講座」を受講。70歳になる年、離職して「ジオパークについて」、「地学」、「自然」、「郷土の歴史」などについて独学を開始(突然、「ジオガイド」になりたい!と思ってしまったのだ)。
☆ 確実に「認知症」が始まっていると自覚して(つまり不安を感じて「ビビッて」)いる。根拠1,激しい物忘れ(最近、覚えたはずの単語の意味が思いだせない。なかなか覚えられないこともしばしば)。いや、実生活では,そんな半端じゃあない!…いや、この際、現実のカミングアウトは、まだ勘弁していただこう。根拠2,頭の中で文章は出来上がているのに、突然「次のことば(単語)が出てこなくなる」。・・・ヘロヘロ。根拠3,イロイロと「億劫に思う」ことが増えている。・・・ゲロゲロ。根拠4,都合の悪いことを「他人のせい」にしてしまう(所謂「被害妄想」のような思考が増えている)。
☆ そんな時に、そんな状態で「note」に出会った。なんとなく出会った。確か、LINEのチラシで「某コンビニ」が「noteはじめました」みたいなコメントをのせていて、それを見て興味を持ったのだと記憶している(よかった!これは覚えていた)。
☆ なので、このnoteで「何かしよう」と考えていたわけではない。「全く」、完全に「なんとなく」なのだ!はじめてはみたけれど、何も書くことはない。「発信」できるようなこともこともない(自分のことさえ、分かっていないのだ)。もちろん「販売する」ようなもの、「販売できるようなもの」もない。
☆ 気が付いたら、興味を持った「ジオパーク」について書いていた。いやあ、ホント、全く「突然」にハマってしまったのだ(※「ジオパークにハマってしまった」でnoteに掲載)。どこに「やる気スイッチ」(年寄りにも、そんなものあるのかあ?!)があったのかわからない。あえて言えば「暇」だったのだ。パートの仕事でも「居場所」を見つけられなくて、勉強(カッコだけだったかもしれない)したけれど役に立ててそうもなくて…。その時、たまたま気が向いた方向(つまり、相当適当だったのだ)に「栗駒山麓ジオパークビジターセンター」があった。パートナー(世間では「妻」ともいう)と一緒に遊びにいって、「床一面の航空写真」の上で「自分の家探し」をしてたら、なんとなく面白くなって、ものの「勢い」というやつで「ジオパーク講座」に申し込んでしまった!
☆ というわけで、また「ジオパーク」関連諸々の話をはじめてみることにした。「ジオパークにハマってしまった!」のセカンドバージョン?
☆ このジオパーク講座のはじめの頃、「ジオパークガイド」さんが登場して、築館丘陵地帯の東にある「伊豆沼」について教えてくれた。子どもと一緒に釣りに行ったり、冬にはハクチョウにエサやりに行ったりしていた伊豆沼だ。
☆ この伊豆沼の北側と南側に、なんと「水浸し」になることを前提で払い下げられた田んぼがあるというのだ!「調整地」というらしい。 大雨が降って、沼のみずが溢れ出すと、はじめにこれらの田んぼに流れ出すようになっているのだとか…。
☆ 「そんなバカなことがあるかあ!」それが、最初の感想だった。正にそれにひっかけられて、独学がはじまったのだった(つまり、見事に釣りあげられてしまったのだ)。
オイオイ、ガイドさん!そこで終わんなよ…と、思った。水に浸った田んぼはどうんなのよ!一年間汗水たらして、金も使って育てるんだぞ!「お米」!!!!!!!!。
みんな当然そう思うよね!もしも、この「怒り」を、予め想定してあのガイドをしたのなら、このガイド「ヤバイ(スゴイ)」とも思ったのだ。
それはともかく、こうして俺は(ごめんなさい!「わたしは」、おっと「ぼくは」)ジオパークにはまってしまった。そして、70歳にもなって「それってどういうこと?」っと調べてみる気になってしまったのだ。
この先の経緯は「ジオパークにハマってしまった!」に続くことになる。
☆ 最初は、勧められるまま「地層のきほん」という本を購入して読み始め、いわゆる「地学」(小・中学生対象程度の物が読みやすく、何とか理解できそう)にのめりこんでいくと同時に、「伊豆沼の治水施策」についても図書館やインターネットで検索、探索活動を開始した。
☆ 「地学」は「地球科学」を短縮したことばだそうだ。中学生のころ、それを聴いていたら、もっと興味を持ったかもしれない(年取ると言い訳が多くなる…これしょうがない!)。高校で、どうしても興味が持てず、「地学」や「地理」はいつも「赤点」すれすれだったのに、今頃になって、惹かれて岩石や地層・地形の勉強を始めたのだ。なんと、それ以来2年間も続いている。しかあし!ずでに「言い訳済み」のとおり、認知症はじまりのぼくには、記憶と理解とその定着が進まず。何冊ものノートがたまったにもかかわらず、ほとんど身についていない。
☆ それでも、ジオパーク活動の全体がほんのり見えてきたのは、多少の成果があったらしい(さすがに、ちょっと「ホッ」としている)。
☆ 一方、「伊豆沼」の方は地元自治体の栗原市のホームページや図書館では拉致があかず、google検索では、「湿地」や「観光」というジャンルからの案内しか出てこない。結局ひょんなことから「宮城県」のホームページで発見!
☆ エリア全体として最高標高の栗駒山(1,626m)から、最低標高伊豆沼(数メートル)までの短い距離で流れ下る水は、古より幾たびも氾濫し、大きな台風では毎度のように沼周辺は水浸しになって、沼は何倍もの水面をキラキラさせる状態だったのだ。
そこで「調整地」の計画がもちあがり、予め「有事の際は、水を入れる」条件で開拓した田圃を「格安」で払い下げしたということらしい。
このようにして、ぼくのジオパークとの格闘がはじまったのだ。
次回以後は、「ジオパークにハマってしまった」以後の「成果」を書いてみようかと、思います。今は「ジオパークガイド養成講座」を受講しきること。ガイドができるようになることを第一のテーマとしているので、投稿はあいかわらず「ノロノロ」の予定。