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不穏な手紙 ②
前回の内容
8月16日(金) 18:15
手紙に書かれていた場所に到着し周辺を散策するも、人の姿は無かった。
山の方へ進み、山道の入り口を確認すると木の根元に赤色のスマホとレシートを発見した。
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赤色のスマートフォンは画面が割れており、傷も多い。電源を入れてみたが起動しなかった。
レシートは「誕生日クーポン」で切り取った跡がある。裏面には前回の手紙と同じ筆跡で伝言が書かれており、カフェにいた人物からの手紙と思われる。
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あなたがどのような人かわかりませんが、私たちを探してください。男たちが、誰か
の死体を引きずって山に行きました。友人に証拠の写真を送ったところで充電が切れ、送信できたかわかりません。変な(白い服)の人たちもいます。私はついて行きます。スマホを置いていくので、どうか応援を呼んで来てください。
引き続き周囲の探索を行ったが、近くには誰もいなかった。
8月16日(金) 20:15
帰宅後、スマートフォンを充電し確認してみることにした。
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スマートフォンは4桁のパスコードでロックがかけられており、開くことはできなかった。スマートフォンの特徴からパスコードを間違えた回数によって制限が厳しくなるものと思われるため、特定は行なっていない。
※この記事はフィクションです。みなさん(は)安心してください。
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