作家志望の20代だが、僕は毎年『遺書』を書く。
こんにちは、アベヒサノジョウです。
みなさんには自分で決めたマイルールはありますか?
私は社会人になるまで、明確なものはありませんでした。
「朝起きたら歯を磨く」とか
「寝る前にお菓子は食べない」とか
ちょっとした生活習慣のようなものはありましたが、
「何のためにするの?」
と聞かれたら、
「健康?親に言われて、昔からそうしてたし…」
としか答えられませんでした。
社会人になって段々と自分の将来を考えなければいけない年齢になり、今の自分を見直した結果、「自分の夢を叶えるためのルールを決めよう」と、思い至ったのです。
そして、真っ先に思いついたのが…
でした。
友人からは
「何それ……やばっ…」
という、お墨付きをもらっています。
【マイルールを決める上での条件】
はじめに自分がマイルールを決めるときの条件を紹介させてください。
それは
この3点です。このどれにも該当しない場合はルールにしないことにしています。「この中に「お金を作る」はないの?」と、聞かれることもありますが、お金を作ることは『ルール(条件)のための手段』と考えていますので入れていません。
今回は、この中でも ②心の余裕を作る(不安や悩みが減る)ものとして、私はマイルールにしました。
毎年、遺書を書く
『遺書』という言葉の響きに、少しプレッシャーを感じるかもしれませんが、私は毎年「遺書」を更新することにしています。主に年末に書くことが多いです。
主に書いている内容は
自分はまだ20代ですので「実は毎年、遺書を書いている」と言うと、不審な目で見られることが多いです。重大な病気を疑われることもあります。
そして知人から「遺書を書くような重大なきっかけがあったの?」と、言われると私は笑いながらこう答えています。
「サブスクが不安だから」
そうすると知人も「ああ、なるほど」と納得したような表情を浮かべます。
♯1 【遺書を書くようになったきっかけ】
最初は「もし、自分が死んだらサブスクの料金はどうなるだろう…」という不安でした。
サブスクとは「サブスクリプション」の略で、定期購読や継続購入のことを言います。例えば動画配信サービスや、車のレンタル、本の定期宅配サービスなど様々です。
これは使用していなかったとしても、定期的な支払いが発生します。
「自分が亡くなっても、親が困らないようにきちんとしておかなければいけないな…」という思いが募り、書くようになりました。
ただ書くようになったきっかけには、私はこれまで多くの大切な人の死を目の当たりにしていたため「自分は若いから大丈夫」と、思わなかったことも理由にあるのかもしれません。
♯2 【自分が死んだ後のことを思うと】
「作家を目指していること」と、「遺書を書くこと」に何の意味があるのかと聞かれれば明確な答えを持っていませんが、
「作家なら遺書(遺作)ぐらい考えておくべき」
という強い思いがあります。
死を間近にして、自分のことを思って書く「遺書」よりも、
これまでの生活や誰かのための感謝を綴って残す「遺書」の方が、
遺書を読む誰かに「いい人生だったんだな」と、安心させられると思うからです。それに、もし遺書に楽しいことなんて書けないと思うなら「遺書に楽しい思い出を残せるように生きてみようか」と、これからを考えるきっかけにもなります。
少なくとも作家志望の私は、家族に向けて、読んでいて楽しくなるような遺書を心がけています。ユーモアやシャレを効かせながら、物語のように書き綴ります。
自分の遺書で人を楽しませることができるなら、自分は素敵なことだと思います。軽率な発言かもしれませんが、自分が死んだ後のことを思うと、自分の遺書は少しでも笑顔になるきっかけであればいいと考えています。
それが、文章を極めたいと思う人間にとっての最後の遺作であり、
人の感情に最も近い文章になると私は思います。
そして、その遺書は応援してくれる大切な人へのお礼になるのではないでしょうか。
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