あーみ

世の中に面白いことは多いのだと思うが基本的に記憶力が足りていないから生きてきた軌跡を度々思い出すための場所が必要だ

あーみ

世の中に面白いことは多いのだと思うが基本的に記憶力が足りていないから生きてきた軌跡を度々思い出すための場所が必要だ

最近の記事

【24/10/30】来年の私へ

365日チャレンジ、失敗してます! 11月から再トライしますので、2025年11月1日までの継続を目指してください! ふぁいとわたし! 殴るなら2024年10月のわたしをおねがいします。 夢で会おう。

    • 【24/10/12】不思議な出会い

      ※ファンタジー要素 池袋駅にたどり着く。 駅構内はそこそこの人であふれていた。 改札をくぐった先は4つのホーム。 3年前の改修工事により、それぞれのホームは線路をまたいで行き来できるようになった。そのため、亜里沙はとりあえず何も考えずまっすぐ進んだ。 (どの電車に乗るんだったかな) いつも乗っていたはずなのに、駅の様相が変わりすぎてよくわからない。 線路は変わっていないのだし、昔と同じ位置の近くから乗れる電車なら行先も同じだろう。と安直に考えた亜里沙は4番ホームの一番

      • 【24//10/11】天空の散歩

        6階からの景色は、悪くない。 目の前に大きな建物がないということも相まって、自宅から見える風景は好きだった。 天気が良ければ青空が遠くまで。 夕方にはコウモリが羽ばたくシルエットが可愛く。 そして虫はここまでの高さではほぼこない、という嬉しい環境。 それが、どうだ。 3027年。 部屋から見える景色は、中高生が電線の上を散歩する姿がほとんどになってしまった。 最近のニュースでよく取り上げられる「天空散歩」。 なんでも地上の土やアスファルトを歩くことに飽きた人間たちは、

        • 【24/10/10】海の空に浮かぶリフト

          ※ややグロ 海。 家族で来たのは、初めてだった。 「パパ、ひとりで泳いできてもいい?!」 私はうっきうきだった。 だって初めての海! パパとママと、弟と。 家族三人で、学校もカイシャも休んで遊びに来たのも初めてだった。 海の水は塩っ辛くて、泳いでいるとき口に入るとオエーってなった。 弟のタツヤはまだまだお子ちゃまだから、海を怖がって入ってこなかった。 仕方ないから、浜辺でいっしょにお城をつくった。 でもお城がどんなもんかよくわからなかったから、途中から私たちの理想のお

          【24/10/9】行方不明の母の手記

          20××年10月1日(金) 雨 親とは、子どもを愛さねばならないのでしょうか。 子どもの性(さが)は、親の責任なのでしょうか。 性格の約5割は遺伝子だと聞きました。 つまり、あの子がこうなったのは私のせいだということでしょうか。 そんな育て方はしていないつもりでおりました。 人並みに、月並みに、育ててまいりました。 性格を形成する残りの約5割には、共有環境が挙げられると聞きました。 つまり私と過ごす時間よりも、学校の影響が強いということですよね。 それでも、私のせいだと

          【24/10/9】行方不明の母の手記

          【24/10/8】足音 被害者(?)Ver

          コツコツコツ。 足音がずっと被ってきている。 夜8時。 怖い道だよ、本当に。 まわりに広がるは畑ばかり。 所々、あってないような外套しかなくてさ。 コツコツコツコツ カツカツカツカツ コツコツコツコツ カツカツカツカツ 足とともに、心拍数が上がっているのがわかる。 腹立たしい。本当に。 目的地であるマンションが見えてきた。 カツカツカツカツカツカツカツカツ コツコツコツコツコツコツコツコツ エントランスは目前。 あの子がくれた鍵をポケットから取り出し、 我ながら

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          【24/10/7】「居る」の講義

          ※じんわりホラー 皆さん、こんな経験はありませんか? 家にひとりで居るはずなのに、なぜか妙に何かの気配を感じるとか。 誰もいないことはわかっているのに、急に振り返りたくなるとか。 人がいたような気がして顔を上げても、そこには何も無かったりとか。 これね、ぜんぶ「錯覚ですよ」っていう人、いるじゃないですか。 そんなわけないじゃないですかあ!笑 だって考えてみてくださいよ。 私たちの体って結局、細胞でできているわけでしょ。 ザワザワするって感覚があるってことは、つまり細

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          【24/10/6】BIG LOVE そらちゃん

          河合模試の帰り。 心地よい冷たさの風に吹かれながら、残暑を感じる湿気に立ち向かいつつ帰路をたどる。 何だかんだぐだぐだしゃべりながら歩いていると、あっという間にゴールが見えてきてしまった。 高校生の帰り道ってこんなに体感時間、短いもんだった? 「英語まじげろり~」 だるそうに愛華がため息をついた。 「あたしは数学がいつもどーりげろりだよ。また0点だったら母親にはたかれそう」 「ハンガーで叩かれるよりおもろいことあったら教えてよね」 高校2年の春に受けた小テスト。数学で0

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          【24/10/5】おしかつ日記

          今日も僕のきゅーたんは最高だったよ! 昨日に引き続き、というかいつもどおり、ど真ん中。きゅーたんが右に行っても左に行っても見れる位置を陣取ってひたすら応援したよ! 今日も今日とて、この感動をつづっておこう。 平日だったし、古参が多かったね。僕以外にも、なじみのある顔ばかりだったもんね。週末のフェスよりも穏やかな表情だったように見えたよ。 こんなにたくさんのファンがいるきゅーたんは幸せ者だね。 今日のチェキもきれいに飾っておくね。ああ、そうだ。久しぶりに初期の頃の衣装だっ

          【24/10/5】おしかつ日記

          【24/10/4】足音

          コツコツコツ。 足音がずっと被ってる感覚。 夜8時。 人っ子一人いない道。 まわりに広がるは畑ばかり。 所々で街灯が怪しく白光る。 コツコツコツコツ カツカツカツカツ コツコツコツコツ カツカツカツカツ 無意識にイヤホンの音を最小にする。 カツカツカツカツ コツコツコツコツ カツカツカツカツカツカツ コツコツコツコツコツコツ 足とともに鼓動も早くなってくる。 あと少し。あと少し。 見慣れたマンションが見えてくる。 カツカツカツカツカツカツカツカツ コツコツコツコ

          【24/10/4】足音

          【24/10/3】ハイスペックの根源レポート

          あるとき、少女は、ふと思い立つのです。 「この世界のすべてが、お菓子でできていたら幸せよ!」 少女は、お母さんに頼み込み、週末は必ずケーキ作りをさせてもらうことにしました。 まずは自分でお菓子が作れないことには、始まりませんからね。 最初はぺしゃんこにしてしまったスポンジは、回数を重ねるごとに、ふわふわの柔らかなものを作ることができるようになりました。 生地をデコ缶に流し込むときの幾度かの失敗経験は、型にマーガリンを塗って敷き紙がずれないように工夫すると良い、といった

          【24/10/3】ハイスペックの根源レポート

          【24/10/2】メンヘラ女の通常運行

          「おはよー!今日の前髪めっちゃきれーにできたの、どぉ?!」 元気に響く、やや低めの、だけど元気いっぱいなTHE・JKボイス。 このやや低めなところがまた憎めない、聞き心地の良い発声。 ガターン!とこれまた元気な音を立てながら、自席の椅子をひっくり返す勢いで引いたかと思えば、スライディング着席をかます。 そして目の前の席に座る私の方へと、これでもかというほど前のめりに乗り出してくるのだ。 「ここ、ここ!昨日は2、3本飛び出てる毛がまじで萎えポイントだったんだけどさぁ」

          【24/10/2】メンヘラ女の通常運行

          【24/10/1】ぞろめ

          めとめとめとめ ぞろぞろ、ぞろり。 おんなじような目ばっかり 人を蔑み己を過信し あんたらほんと、何様なのよ。 ぞろり。 悪意の温床。都心部。魂の腐る場所。 あたしは今日からぞろめの女。 ぞろり。ぞろぞろ。 同じ仄暗い目をした人間どもと あたしもきっと、同じ目をしてる。

          【24/10/1】ぞろめ