皇宮護衛官の受験について 2

 皇宮護衛官や国税専門官、海上保安官になるためには専門職試験を受験し最終合格しなければなりません。

 今回はそんな専門職試験の難易度、特に皇宮護衛官についてお話ししたいと思います。

 基礎能力試験は現代文と英文、数的処理、時事問題です。

   現代文と英文はセンター試験よりも簡単で、ある程度の学力があれば単語帳を購入する必要はありません。
   予備校の問題集と過去問を解くだけで十分です。
ただし、ネット上には著作権の関係で本文を閲覧できないので、「過去問の500」などの過去問集を購入する必要があります。あるいは、予備校の貸し出しを利用するのもアリです。

   数的処理の難易度は国家一般職試験よりも少し簡単という程度です。

   時事問題はマニアックなものではなく、時事対策本や新聞を読んで対応できます。

   次に、皇宮護衛官の小論文のテーマは毎年独特なテーマが出題されます。
   毎年1問目は社会問題に関するような問題が出題され、2問目は皇宮護衛官に関する知識がなければ何もかけないような問題が出題される傾向にあります。はっきり言って1問目は対策不可能です。基本的に試験会場その場で考えて書くことになります。強いて言うなら新聞や読書によって知識や思考力をつけるぐらいです。2問目は説明会や久能氏の著作を読むことで対策可能です。

   テーマの内容は1問目と2問目で全く異なりますが、共通する点は書く内容を大まかに構想・構成することです。その際に字数のボリュームを整えることが重要です。

例  2023年
第1問
あなたの考えるSNSのメリットとデメリットを挙げ、今後、公務員として仕事をしていく上でどのように活用していくことができ、どのような点に留意する必要があるかを述べなさい。

問題 2
あなたが皇宮護衛官として一般公開中の皇居東御苑で備中のところ、震度6強の大きな揺れを感じた。皇居東御苑を散策していた多数の入園者もかなり混乱した様子である。このような状況下で想定される事象を挙げ、あなたがとるべき対応について述べなさい。

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