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歴代最高かつ最低かつ最高と思われる年下男と別れた女の徒然27
寒さをかんじるときもちも滅入ってくるから
なるべく生活環境はととのえていたい。
来月で、いまのお家に住んで一年になる。
衣替えをして、風をたくさん入れて、さっぱりとして過ごしていきたい。
身もこころもかるくいきたい。
徒然27
わたしは腹のなかにぐつぐつと煮えたぎった感情を生んだ。
となりの男は腹のなかに溜まっていたであろうなにかしらの感情は完全に解き放たれ、
俺はわるくなかったんじゃん!って顔してた。
すっきりしてんじゃねえよって、わたしがツッコミ芸人だったら思いっきり頭叩いてあげるのにね。
ツッコむ気も、笑わせる気も皆無だった。
彼の家に着く。
なんとなく、別れ話フラグの延長戦のような話がつづく。
彼は聞いてもないのにその後いろいろと語り出した。
・お客さんのなかで仲良い同い年の学校の先生がいる→俺は好きじゃないけど、店のスタッフ曰く絶対オーナーのこと好きですよ!って言われる
・よく飲みに行く店の女の子にも飲みに行こうと頻繁に誘われる→もしこの子と二股なんてしたら俺の仕事的にもマイナスになるじゃん?と謎の同意を求められる
・アプリのひとからも連絡きてたけど全然返してないから→会う約束しそうだったけど返してないから!と何回も言ってた
あともうちょっとうざいこと語ってたけど
うざかったんで記憶から抹消されてる。
〜完〜ってかんじ。
上の三つはその後も何回か話に出されること多かったから記憶からは抹消されずにいる。
今日ここで〜完〜にする。
わたしはまだ忘れても諦めてもいなかった。
「ねぇ、アプリ辞める気はないの?」
わたしはまだ忘れても諦めてもいなかった。
っていうかそこがまず本題。
彼はわたしが「別れたい」と言わなければ問題ないと思っている節がびしばしありましたので、
それは思い込みだぞ?と。
別れたいというきもちはなかったけど、
決して迷わなかったわけではない。
もっと真剣に考えれば、別れた方がいい。になっていたかもしれない。
やっぱり好きなきもちがあったから、確かめたかったわけであって、
未来をつなげていきたかったから、いまをきちんと確かめたかった。それだけではあったんだけど。
「いや、俺さアプリ退会しようと手続きがんばってやったんだよ?👱🏽♀️ちゃんやってくんない?俺のやつわかりづらくてさ、、」
こいつはいつからバカになったんだ?
こいつはいつからじいさんになったんだ??
「(そんな言い訳に乗らねえよ)
じゃ、いますぐ辞めよ!いま、いまやろう!!」
たぶん目はバッキバキの鼻息ふがふが女になっていたと思う。
彼の近くにいく。
彼のスマホを覗き込む。
広げられたアプリ画面。
あのままスマホ破壊してこなかったのはわたしのすこしだけ残されたやさしさなんだよボケ。
#シリーズ
#最高かつ最低かつ最高
#嘘つき
#たくさん喋る男だった
#普段はそんな喋らないのに
#だけど
#いまだにぐずぐず