誂える着物の順番
みなさま、ごきげんよう。椿伯爵夫人です。
着物にハマりはじめてちょうど1年が経ちますが、はじめに誂える着物は何にすべき?そしてどこまでのバリエーションを揃えたらいいのだろう?という疑問が初心者はみな、あるのではないでしょうか。
私自身も悩んで、いろいろ調べたところ、明確な答えは見出せたわけではないですが、私なりの見解をお話します。
もちろん人それぞれどこで、どのように着物を着たいかによって違うので、一概には言えないのですが、はじめに誂える着物のおすすめは、3パターンです。
訪問着
前回にも書きましたが、お子さんの行事や友人の結婚式など用途が明確にあり、趣味としての着物ではなく、取り急ぎの一枚の場合。色無地(一つ紋)
趣味として着物をはじめたいけど、まだたくさん誂える予定はなく、取り急ぎ一枚万能なものが欲しい場合。色無地であれば帯次第で結婚式も行事もお茶会もokです。江戸小紋
じつは私ははじめての誂えは色無地にする予定にしていたのを急遽江戸小紋にしました。色無地とは、無地ぽいところやお茶会などでも着られるのは近いですが、色無地と比べるとカジュアル寄りになります。つまり行事よりは普段のお食事に着用する機会が多い場合。どちらかと言うと誂えるのはこの一枚だけではなく、あと数枚は近々誂えたいときの一枚目かな、と思います。
人によっては飛び柄の小紋からはじめる方もいます。もちろんokですが、柄が入っていると帯を変えても着物の主張が江戸小紋や色無地よりもあるので、より早く二枚目が必要になる気がするので、私は一枚目にはおすすめしません。
続いての問題は二枚目以降に何を誂えるか…です。気に入ったものを誂えたらいい…といってしまえばそれまでですが、より効率的で、より実用性のある順序はあるのだろうか?
私は江戸小紋→付け下げ→本場大島紬→付け下げ→結城紬→単衣の薩摩花織→小千谷ちぢみの順番でしたが、理想的には江戸小紋→付け下げ→飛び柄小紋→結城紬→単衣のお召し→小千谷ちぢみくらいがいいかな…と思っています。もちろん気に入ったものに出会うタイミングがあるので、順番にとらわれることは一切ないのですが。
個人的にはこれから飛び柄の小紋と訪問着をゆっくりと探していきたいと思っています。
次回は着物の未来についてお話したいと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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