バランスのいい帯コレクション①
みなさま、ごきげんよう。椿伯爵夫人です。
前回は誂え着物に関しての経験談を綴りましたが
今回は帯のコレクションに関してご紹介したいと思います。
一般的?な通例というのか、着物をはじめるとよく耳にするのが〈着物ひとつに帯3本〉という表現。
着物1枚に違う帯が3本あれば、いろいろコーディネートできますよ、と解釈するのか、着物1枚買ったら、帯3本は買いましょう、という呉服屋さんのマーケティングなのか。
ルーツはイマイチ不明ですが、帯のほうが気軽に買い足しやすいので増えがちなのは確かで、着物6枚誂えたのに対し、帯は数えたら15本も購入していました😇笑
ただし、セオリーどおりに着物1枚に対して意識して帯を複数購入しているわけではなく、私が帯を購入する際のいくつかのパターンをお話します。
1. 誂えた着物にピッタリ合う帯
自論では〈着物ひとつに帯3本〉は、あまり信じておらず、本当にピッタリ着物と帯が合うのって
じつは限られていると思っています。なので、ありもので合わせることを前提とするよりは、〈この着物にベストな帯〉で選ぶ帯が着物の数だけでてきます。
2.母のおさがり着物にピッタリ合う帯
ロジックは1と同じですが、母のおさがり着物にはおさがり帯を合わせるとどうしても古くささが残るのでおさがり着物には新しい帯で今っぽさを出すようにしています。
3.一目惚れ帯
とにかく帯の柄が気に入った場合です。さすがに帯に合わせるために着物は買いませんので、手持ちの着物に合うかは最終的には考えます。
15本の帯を種類別にご紹介します。まずは〈袋帯〉です。
初めて購入した袋帯で、これは唯一?合わせる着物を意識したわけでも帯自体に一目惚れしたというよりは、1本袋帯はきちんとした場所にあった方がいいし汎用性がありそうな柄を選びました。
結果、母のおさがり着物何枚かに合わせるのに重宝しています。
これは典型的に1のパターン。ぎをん齋藤の紫の付け下げに合う帯が欲しくて探して見つけた帯。
なかなかいいお値段したので他の着物とも使いまわせるものの方がいいか、など悩みましたが、担当の方と相談し、たとえ1枚の着物でもピッタリ合う帯って着るときのテンションが全然違うんです。じつはまだ未着用ですが、早く袷の時期に締めるのが楽しみな1本です。
こちらはパターン3。
織文意匠鈴木さんの唐織が欲しいなぁ、と気になっていたところ、催事でたまたま出会ってしまい一目惚れ。これは手持ちの着物にも合わせやすそうなことも決定打でした。お値段も梅垣さんよりはかなりお得にお買い物ができました。
あと12本名古屋帯があるので、続きは次の回にしようと思います。
お読みいただき、ありがとうございました。