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サッカー座学②「フォーメーション」

こんにちわ。
今回は、サッカーのフォーメーションについて記述したいと思います。
無数に増えているような戦術はある要点を求めると自然と決まってしまう不思議なサッカー要素です。
こちらも文字だけだと読めないと思うので、ボードにて説明していますので合わせて読んでいただければと思います。

では、早速参りましょう。

フォーメーション判断基準
 4バックor3バック、2ボランチor1ボランチ
 可変式(例:右上がり、左上り→ラグが生じる)
フォーメーション要素
 時間×空間×火力×機動×密度
 団体>複数>個人
 強い箇所/弱い箇所、密集箇所/逆サイド/リスク

フォーメーション:【タイプ】特徴/長所/短所

「4バック・2ボランチ」
4-4-2(フラット):【守備】守備原則を決めやすい
 オールコートマンツーorブロックorリトリート、カウンター、コンパクト、落とし込み⚪︎、センター有利
 中途半端なプレス不向き、使い古されている、サイド不利

4-2-3-1:【守備寄りのバランス】トップ下の展開・両サイドの突破次第
 プレスorブロック、ポゼッションorカウンター、4-4-2への移行が容易
 前線4枚の火力次第、単調な攻略

4-3-3(2ボラ):【攻撃寄りのバランス】バランスを考えるボランチ次第
 ポゼッションorカウンター、4-2-3-1のウィング位置がより前のいる事で4-3-3(1ボラ)への移行が簡単
 全体の走量が増え、ブロック形成も時間が掛かる

4-2-2-2(ボックス):【攻撃】組織的なハイプレスがハマるか次第
 ハイプレスorオールコートマンツー、カウンター、中盤の役割を明確化、センター有利
 中途半端なブロック、リトリート不向き、サイド不利

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「4バック・1ボランチ」
4-3-3:【攻撃】決まり事・アンカーの守備強度次第
 プレス(ハイorミドル)orブロック、ポゼッション、攻撃5枚に出来る、アタッキング有利
 1人で中盤を支えなくてはならない、攻守で約束事がないとあやふやになる、ミドル不利

4-4-2(ダイヤ):【攻撃】両サイドMFのサポート次第
 プレスorブロックorリトリート、ポゼッションorカウンター、攻撃6枚に出来る、センター有利
 前線の攻撃をサイドMFが活性化させないといけない、サイド不利

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「4バック・3ボランチ」
4-3-1-2:【守備】前線2枚のカウンター次第
 ブロックorリトリート、カウンター、中盤で主導権を握る、2枚でカウンターを実行できる
 全体的に後方へ重心がある、サイド不利

4-3-2-1:【守備】トップのキープ力次第
 ブロックorリトリート、カウンター、4-3-3より後方に配置した形で移行も可能
 全体的に後方へ重心がある、カウンターの枚数が少ない

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「3バック・2ボランチ」
3-4-3(フラット):【攻撃】両ウィングの突破・MFの展開力次第
 プレスorブロックorリトリート、ポゼッションorカウンター、CB以外を攻撃に転じれる、また5-4-1へ移行出来る
 ボールロストやカウンター時にCB3枚しかないため失点する恐れが高い

3-5-2:【攻撃寄りのバランス】中盤の展開力次第
 ブロックorリトリート、ポゼッションorカウンター、中盤に厚みを持たせてポゼッションを視野に入れる
 前線一枚少なく火力不足になる

3-6-1:【守備寄りのバランス】両ウィングバックの走力・中盤のキープ力次第
 ブロックorリトリート、ポゼッションorカウンター、攻守への移行が両ウィングバックが担い容易
 ウィングバックの消耗が激しい

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「3バック・1ボランチ」
3-4-3(ダイヤモンド):【攻撃】中盤での展開・一度完結の攻撃が行えるか次第
 プレスorブロックorリトリート、ポゼッションorカウンター、フラット型よりも攻撃的に振る舞う
 相手にサイドを展開される、ボールロストしたら一気に不利になる

3-5-2:【バランス寄りの攻撃】両ウィングバックの走力・アンカーの守備力次第
 プレスorブロックorリトリート、ポゼッションorカウンター、攻撃的な選手が中央に多い、センター有利
 ウィングバックの消耗が激しい、サイドがバランスを見ないと守備時はCBのみの対応になる、サイド不利

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「3バック・3ボランチ」
3-5-2:【バランス寄りの守備】ボランチのパス供給・攻撃参加出来る選手次第
 ブロックorリトリート、カウンター、ボランチタイプが3枚いる事で守備が強固、ミドル有利
 攻撃2枚で完結しなくてはならない、後方に重きがある、アタッキング不利

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「5バック・2ボランチ」
5-4-1:【守備】攻撃陣の守備や組織的に守れるか次第
 ブロックorリトリート、カウンター、最も強固な守備、攻略が難しく時間を作れる、ディフェンシブ有利
 カウンターの枚数が少ない、相手に攻略され続ける、アタッキング不利

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「5バック・3ボランチ」
5-3-2:【守備】堅固な守備と鋭利なカウンターの両立次第
 5-4-1よりもカウンターを狙える、ディフェンシブ有利
 カウンターを狙えるが継続性は無い、1枚分ミドル不利

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「特殊」
4-2-4:【バランス】中盤の走力・全選手のクオリティー次第
 プレスorブロックorリトリート、ポゼッション、アタッキング有利、役割の分担が明確で自身のリソースをそちらに割ける
 中盤が2枚で攻守に貢献しなくてはいけない、1人ズレるの総崩れになる

0トップフォーメーション:【バランス】両ウィングの火力・トップの献身次第
 プレスorブロックorリトリート、ポゼッション/カウンター、ミドル有利、中盤での展開とサイドの突破がより強力になる
 決定機にストライカー不在の場面が多発、対策されると攻撃が詰まる、アタッキング不利

非対称フォーメーション:【攻守どちらかに特化】非対称のギャップへの対応次第
 プレスorブロックorリトリート、ポゼッションorカウンター、サイドorセンター有利、意図的に左右で違いを作り選手の個性を活かす
 意図的に形を崩しているため、どのように守備をするのかを事前に決めないと破綻する

可変フォーメーション:【攻撃/守備】可変のラグや選手の理解度次第
 プレスorブロックorリトリート、ポゼッションorカウンター、より極端な戦術を取れる、多彩な手法を用意出来る
 可変前後のラグ、選手個人の実力と戦術理解度と応用力に依存する

以上が今回の座学の内容となります。
冒頭で話した無数にあると感じつつも、戦略という着眼で見ると真逆に収束してると感じてます。
監督の発想や狙いを体現しているフォーメーションを突き詰めるのも一つの楽しみでしょう。

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それでは、次の記事でお会いしましょう

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