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【ギャラリー冬青 写真展】2024年11月期 Jung A Kim(キム・ジョンア)

【日本×韓国 文化友好企画】
ギャラリー冬青 11月期 写真展
Jung A Kim(キム・ジョンア)写真展
after reminiscence


会期:2024年11月1日(金)~ 11月26日(土)
11:00~19:00 日曜・月曜・祝日 休廊 入場無料
 
*作家在廊日:11月1日(金)~6日(水):17:00~19:00
*ポートフォリオレビュー:11月1日(金)~6日(水) ※要予約

*トークイベント(通訳付き) ※要予約
11月2日(土):16:00~17:30


オリジナルプリント
Copyright (c) Jung A Kim All Rights Reserved


<作家の言葉>
‘reminiscence’に取り組み始めてから10年が経った。
自然の中で感じた時間の流れ、生命の痕跡、記憶のかけらは今も私の中で生き続けている。写真で「記憶を記録すること」を通して、私は自然の中で自らの過去を思い出しているのかもしれない。
 
私は何度も同じ手法で写真づくりを繰り返すことで、生きている自分自身のバランスをとり自分の全てを許すことができているのではないかとさえ感じることがある。
私は人生の瞬間瞬間を写真に写し出し、記録しようと試みている。それは、まるでどこか自分の心の奥に隠された、鏡の破片を組み合わせるような作業だった。
時が経つにつれ、感情は変化している。変化に従って、写真はその瞬間に広がりを帯びてゆく。
それは記憶の延長ではなく、「今を生きる現在の自分の姿」を反映しているのだと気付いた。‘reminiscence’シリーズの後、自然界が永遠に私を包み込んでくれているように感じている。
 
私の作品の本質的なコンセプトは、私自身と自然との関わりである。
自然と一体化すること、人類が自然と呼応し、人々を映し出す。
自然の中に身を置くことで、人生そのものが詩的な方法で変化してきように思う。私の作品は、自然と人間の間にある本質的で根源的なことについての物語を描いている。
それらは人生の短い断片である。
さらに、これらの瞬間を捉えた写真は、心の奥底に隠された、日々の記録のようなものだとも言える。
 
キム・ジョンア(Jung A Kim)
1978年仁川生まれ。ベルリンとソウルを拠点に活動。
2013年にベルリン芸術デザイン大学(BTK)で学び、2014年にソウルの中央大学で写真の学士号を取得。フィンランド・タンペレ市のCultural Affairs(2014年)、フランス・アルルのStudio Vortex by Antoine d'Agata(2015年)でアーティスト・イン・レジデンスを経験。
ベルリンで開催された第6回ヨーロッパ写真月間ポートフォリオレビュー(2014年)で最優秀ポートフォリオ賞(First Prize)を受賞し、スイスのエリゼ美術館が選ぶ新進写真家50人(このプロジェクトの第3回目 - reGeneration3、2015年)の一人に選ばれた。
最近では、『Reminiscence. A Walk through the Other Side of my Mind』がケーラー社(ドイツ)から出版された。彼女の作品は、ドイツ、フィンランド、スイスなどでグループ展や個展を開催し、国際的に発表されている。2017年にはINTERNATIONAL DISCOV ERY VIの新進アーティストの一人としてヒューストン・フォトフェストにも出展。
 
■アートディレクション&キュレーション
2016. 4 ブラインドフォトグラファー展< unspoken words >、ギャラリー北城洞、仁川、韓国
 
■指導経験
2016. 4 ワークショップ< Experimetal Photobook Making >、BTK、ベルリン、ドイツ
2015. 11  ブラインドフォトグラファーのためのワークショップ
    <Essential Elements of Photography >、韓国
■個展
2023. 8 <the dots in life>、ギャラリー・インデックス、ソウル、韓国
2017. 7 <small cracks in time>、BTKギャラリー、ベルリン、ドイツ
2015 .7.16 - 8.1 reminiscence (ケーラー社出版記念)、パブロフの犬、ベルリン、ドイツ
2015 .3.13 - 22 feathers of absence、オノマト・ギャラリー、デュッセルドルフ、ドイツ 2015 .2.12 - 3.7 UNSEEN、ダット・ギャラリー、ベルリン、ドイツ
2014 .12.4 - 18 UNSEEN、ギャラリー・エミル、タンペレ、フィンランド
 
■主なグループ展
2018. 10     大邱写真ビエンナーレ、Encounter'16、大邱、韓国
2017. 1     INTERNATIONAL DISCOVERY VIの新進アーティスト、
          ヒューストン・フォトフェスト、ヒューストン、アメリカ
2016.11.3 - 2017.4.2 reGeneration3、メキシコシティのCENART、メキシコ
2016.3.26 - 6.12 FORMAT国際写真フェスティバル、QUADギャラリー、イギリス
2015.10.30 - 2016. 2.15 reGeneration3、メキシコ、プエブラのアンパロ美術館
2015.9.2 - 10.3 TEXT:IMAGE / IMAGE:TEXT II Symbiosis、
           ウィーン・フォトギャラリー、ウィーン、オーストリア
2015.7.9 スタジオ・ボルテックスによるVOIES OFFの夜間上映会、
          VOIES OFFアルル、フランス
2015.5.29 - 8.23 reGeneration3、エリゼ美術館、スイス
2015.4.22 INTAC「Revoulution」、大阪、日本
2014.11.15- 2015.2.1 L'ART SE LIVRE、ル・ロックル美術館、スイス
2014.11 EIN BLICK、ギャラリー・ニューロティタン、ベルリン、ドイツ
2014 .9 大邱写真ビエンナーレ、Eternal eye、大邱、韓国
2014 .9     INTAC - Spotlight、バックライト・フォト・フェスティバル、
          タンペレ、フィンランド
2013 .12 モックムト・ギャラリー、ソウル、韓国
2013 .9 環境変化の視覚化2013、クサモ・フィンランド
2013. 7 SEHENS-WÜRDIG、クンストクォルティア・ベタニエン、
          ベルリン、ドイツ
2013. 4 INTAC Trialoge Emil Gallery、タンペレ・フィンランド
2012 INTAC、スコシアバンク・コンタクト・フォトグラフィー・
          フェスティバル、トロント、カナダ
■出版物
『Reminiscence』ケーラー社、ドイツ、2015年6月
『OFF THE WALL Magazine #7』2015年7月
『reGeneration3』50 Photographers of Tomorrow、エリゼ美術館、スイス、2015年5月
『Daegu Photograph Biennale_Eternal eye』大邱、韓国、2014年9月
 
■アーティスト・レジデンス
2015.3 - 4 アントワーヌ・ダガタによるスタジオ・ボルテックス、アルル、フランス
2014.11 - 12 タンペレ市/文化庁、フィンランド
 
■受賞歴
2017. 1 INTERNATIONAL DISCOVERY VIの新進アーティスト、ヒューストン・フォトフェスト、アメリカ
2016.10 ポートフォリオレビュー「Encounter'16」受賞、大邱フォトビエンナーレ、韓国
2015.10 IPA2015ファインアート部門入選(ポートレート)
2015.5 reGeneration3、50 Photographers of Tomorrow、エリゼ美術館、スイス
2014.11 第6回ヨーロッパ写真月間(MdFベルリン)ポートフォリオレビュー最優秀賞、ドイツ
 
■コレクション
エリゼ美術館(スイス)と世界各国のコレクターの方々

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