市民の「環境エンリッチメント」を無視する神戸市

毎日新聞がまともなことを書いている。
動物福祉の観点からゾウを飼育するのをやめた動物園があるらしい。

神戸市は狭いプールに鯱(シャチ)をいれて見世物にしている動物虐待都市。神戸市に動物福祉という観点はない。私からすればとてもまともな感覚とは思えないのだが、先の記事でもふれたように、罪の意識が社会として醸成されていない日本では、メディアの宣伝効果が非常に高い。マーケティングによって動物園や水族園があたかもテーマパークのようにカテゴライズされており、動物虐待に違和感を感じられない人が多い。特に神戸市のメディアはいつも行政と連動してこのような事をする。彼らからすれば、神戸市の市民こそが動物扱いなのだ。

神戸市の市民を動物と考えてみると腑に落ちる。神戸市はコロナワクチンの問題をまるで周知せず、PFASの問題についても真剣に取り組む様子が見られない。ミネラルウォーターの問題は地下水汚染を示唆するもので、情報開示に後ろ向きな姿勢は本当に信じられない。彼らからすれば、市民は税金を上納するだけの動物に過ぎないのだろう。神戸市の市民は虐待されているシャチと同じ扱いなのだ。過去に須磨区では恐ろしい悲劇的な事件が起きているが、あの事件は動物虐待に端を発していた。異常行動をすばやく察知して社会としてもっと迅速に対処できていれば、悲劇は起こらなかったのかもしれない。私はそんな気がしている。過去に経験した悲劇を、私たちは今また繰り返している。どうしてそれに気が付かないのだろう。不思議である。

以上


ご参考

神戸市のPFAS問題を取り上げているSlowNewsさんの記事
https://slownews.com/n/n53ba276191e4?gs=b559966be5d1

https://slownews.com/n/n8bcbf85772ab


追記:
「環境エンリッチメント」という言葉を、動物園の経営を維持したいがために使っている園も多いので注意が必要です。言葉(広告宣伝)に騙されず、中身をしっかり確認する必要があると思います。動物は本来せまい檻にいれられて飼われるべき生き物ではありません。檻に囚われた動物を見て違和感を感じられないとしたら、あなたの心は都市という檻に完全に囚われてしまっていると思います。

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