浪人生になった日

 嫌なくらい雨が降る午前8時30分。私は浪人生になった。5年間目指してようやく手にした挑戦権。それは、見事失敗に終わったのだ。今日の深夜1時の私、面接の応答をノートに書いていた私、そんなことする必要は無いよ。早く寝な。そんなことしたって無駄だから。

 私が行きたかった防衛大学校は、一般文系女子の倍率が25倍(今年から募集枠が10人になった)もある化け物学校だ。でも、1次試験に合格しても辞退する人がチラホラいるような所。繰り上げ入学になんないかななんて思っても、私の学力じゃそんなの到底敵わないのが現実だ。

 推薦合格発表の時とは違い、本当に本当に悔しくて久しぶりに声をあげて泣いた。私の家族はその事を話すと、惜しかったね。と言うばかり。母親は私に家にいて欲しいと思っていたため、内心ホッとしているだろう。

 元々、今回は無理だろうし浪人すると伝えていたとはいえ現実に起こるととんでもなく悔しいものである。一緒に目指してた友人は合格したけど何故か彼女の方が悔しがっていた。私が不甲斐ないせいでそうなっているのは本当に辛い。友人だけじゃない。それこそ、ずっと前から応援してくれた家族、先生、自衛官の方に対して申し訳ない気持ちでいっぱいだ。

 浪人すると決めたのならば何か目標を掲げるのがセオリーだろう。
    ''防衛大学校に合格する"
 ということは確定だ。それにプラスして何を目標にしようかな。

 そうだ。せっかく浪人するのなら、準備期間が1年くらいある訳だし首席合格とか狙ってみてもいいのかもしれない。目標は高い方がやる気が出るからね。
 
 勉強も日記の更新も頑張りつつ、ちゃんと目標を達成しろ!!
 頑張れ自分!!
 

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