祖父の話
私の母方の祖父はかなり自由な人だった。
若い頃に何か抑圧されたものがあったのかもしれない。
自由だけどそれ以上に寂しがりだった気がする。
私を駅でぎゅっとしてくれた
紙飛行機の作り方を教えてくれた
小学生の私が財布をなくしたとき一緒に探してくれた。私がもういいよって言っても中身だけ取って財布は捨てられてることが多いって言ってた
その情報たぶん6歳女児にいらない
その後は後妻をもらって楽しそうだった。
私はその人とどう接したらいいかわからなくてずっと戸惑っていた。
大きくなってから祖父の奔放な部分を人から聞いて目玉が飛び出るくらい驚いた。
ドン引きする出来事だったけど今となっては粘り勝ちという他ない。
まだ皆で祖父の悪口を言いながら集まれる
もう結構経つのに
ありがとうって思うと涙が止まらない。
まだ暫くはクソジジイだなって思っていよう。
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