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[#5 Ma.K. グローサーフント制作記] いよいよ塗装!下塗りにコクをつけて上塗りのアジにする

工作編からちょっと時間が空いてしまいましたが、ハセガワ製 Ma.K.(マシーネンクリーガー)シリーズ 1/20 グローサーフントの塗装編です。
自分としても久しぶりにマシーネンを塗るので 今まで試せていなかった事なんかも盛り込みながらやって行ければなと思います。

工作終了状態。ここから下地を塗って 色を付けてゆきます

下地塗装をしてゆきます

まずは下準備

まずは塗装前の下準備として 軟質素材のパイピングやシンチュウ線で作った部分にミッチャクロンことガイアノーツのマルチプライマーを塗って塗料の食いつきを良くしておきます。

ガイアのマルチプライマーはマジで強いので 塗料の乗りにくい軟質素材・金属パーツへの塗装も このひと手間で安心して進められます。

エアブラシはできればあんまり使いたくないけど…

次は下地塗りなのですが、ここで不本意ながらエアブラシの登場です。
実はわたくしエアブラシがあまり好きではないので なるべくなら避けて通りたいところではあります。

でもまぁ そうこう言ってても作業は進まないので 気分を変えるための新しい試みとして今回はアクリジョンベースのベースグレーを下地に使ってみようと思います。

不意の事故で だばぁしてしまったのでビンが汚いのは勘弁な

アクリジョンを使うこと自体初めてだったのですが、吹き付けた時の臭いが少ないこと、隠蔽力が高くて2回も塗れば下地が完成するので作業時間が短く済むことなど かなりメリットが多いなと感じました。
一部で言われている乾燥後にムラになりやすい点も、自分の塗り方だと下地が均一じゃない方がむしろ良かったりするので そこもアリだなと。

インターネッツの集合知によるとエアブラシでの吹付けは困難との情報も目にしたので 最初はかなり警戒していたのですが 溶剤がリニューアルした事もあってか、ラッカー系と使用感は違うものの 慣れれば まぁ平気なレベルかなという印象でした。

そんなこんなで アクリジョンを試しているうちに下地が塗れてきました。
エアブラシさえ終わってしまえば あとはこっちのものです。わははわははと気分よく 筆塗りの工程に入りたいと思います。

中塗りで下地にコクを付けます

影になるところを描いて下地に明度差をつけてみます

今回塗ったアクリジョンのベースグレーが普段自分が下地に使っている色よりは明るい色味 (ニュートラルグレーで言うと4ぐらい) だったので これを利用して下地に明度差をつけてみます。

影を描き込み

自家調合したブラウン系の黒サフを持ってきて、絵で描くとしたら ここを黒く落とすだろうな というところを狙って影を描き入れてみました。

有彩色の下地を入れて上塗りの補助にします

以前までは黒下地の上から直接 固有色を塗っていたのですが、最近は下地にどんな色が入っていたら 上に色を置いた時にいい感じになるのか?ということに興味があるので、実験も兼ねていろんな色を入れてみたいと思います。

まずは 暗くなる部分で、最終的にちょっと紫が透けてくれると嬉しいなと思うところにガイアノーツのパープル サフを塗ってみます。イラストなどでよく見かける 影の部分に紫を入れてアクセントにする表現。あんな感じにできたらいいなと。

中間色になりそうなところには マホガニーやオキサイドレッドのサーフェーサーをランダムに。

いい感じに色が入ってきました

本体色はサンドっぽい色を塗りたいのですが 黒の上に黄色を塗ると、薄い部分から緑が浮き出てくる事があるので、カウンターとしてなるべく赤っぽい下地を作っておいて上塗りの色味を誘導しようという作戦です。

さらに、最も明るくなるであろうハイライトの部分には 白系の補助として レモンイエローのサーフェーサーを入れてみます。

(あっ… あっ…)

急に明るい色が入ったらなんだか収拾がつかない感じになってしまいました。ま…まぁ 汚く塗ったらあとは綺麗に整うように塗ってゆくだけなので。
これが最終的な仕上がりの補助になってくれることを祈りながら次の工程へ進みたいと思います。

固有色を塗り重ねて上塗りをします

10数年前に用意しておいた色を試してみます

本体塗装はモデルカステンのシナイグレー(2)をベースにしてみます。
これも発売当初にシュトラール軍系機体の基本カラーにしたいなと思って温めておいたものです。

うーん…悪くはないんだけど ちょっと白過ぎるかな。グローサーフントってなんとなく黄色っぽいイメージがあるので、もうちょっと色味を入れてみる事にします。

方針変更 ミドルストーンは使いやすいなぁ

マシーネン用の塗料箱を漁っていたらミドルストーンがあったのでこれを塗ってみます。

大分黄色くなりました

うん、ミドルストーンは使いやすくていいですね。
絵皿の上で適宜 白・黒を混ぜつつ塗るといい感じに色味が変わるので 塗ってて面白い。シュトラール軍系のスーツは基本これで塗っとけば問題ないんじゃあないでしょうか。(←元から マシーネンの定番カラーです)

その他部分もサクッと塗っときます

メカ部分はジャーマングレーで塗って、背中のパンツァーシュレックをニュートラルグレーの2と4でサクッと塗り分けたところで 一回組み立てて 全体の感じを見てみます。

塗りの感じが分かりやすいように上からのカットで

塗り肌が荒くて岩みたいに見えるのが気になるので今後の追加塗りでもう少し整えたいと思います。本体を塗る時に一筆ごとに色を変えるぐらいのつもりで色を取っていたのが やや裏目ったみたい。

迷彩塗装にするかは まだちょっと迷っていますが、この後 認識帯やコードレターを入れてみて 全体の調子を見てから決めたいと思います。

思いの外 記事が長くなってしまったので この続きは塗装編2へ。
後編へ続きます )


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