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そこの学歴厨。口を慎め。

早速だが、諸君に問題だ。

I have the only food.
I have only the food.

さあ、諸君にこの二つの例文を訳してほしい。

もしかして、解けないなんてことはないだろう。
普段、日東駒専はFランだとネット上で主張してる諸君なら簡単に解ける問題のはずだ。
普段から、早慶は半年、GMARCHは3ヶ月で行けるんだと主張している君たちなら当然のように解ける問題のはずだ。

 なぜなら、この問題は単語のレベルは中1、文法のレベルも中1で習う範囲の問題なのだから。下手したら、今の課程であれば小学生の時点でも習うレベルのはずだ。そうなれば、大学入試偏差値50から55に位置する中堅の日東駒専も大学入試偏差値55から65の間に位置する難関のGMARCHも偏差値65から70の間に位置する超難関の早慶を上記のように主張する人たちは当たり前のように解けるはずだ。
 今、私は何か不思議なことを述べているだろうか。私は今、名誉毀損に当たるようなことを述べているだろうか。
 しかし、ここでこう述べる人がいるだろう。「こんな問題入試ででないから」と。でも、共通テストや二次試験、私立入試はこういう文章を当たり前のように長文に埋め込んでくるのだ。おまけに、長文を読んだ後の問題にはこの二つの訳し方を選択肢の中に組み込んでくる。その結果、これをしっかりとわかってない人は感覚・運に任せるはずだ。

 ちなみにこの問題のポイントはonlyの場所だ。上文はtheの後にonlyが来ている。theは必ず名詞の前につけないといけないというルールがある。また、名詞は例えば<big ball>や<small cup>のように形容詞とセットにすることができる。なぜなら、形容詞は名詞の意味を具体化する詞だからだ。だから、the only foodとある上文はonlyが形容詞となるため、onlyの意味は「唯一の」という意味になる。だから、上文は「私は唯一食べものを持っている」となる。
 一方で下文はonlyがtheの前にあり、動詞の後にある。また、このonlyは文章的にどこか邪魔な存在とも言える。だから、このonlyは副詞になる。
 onlyの副詞の意味は「ただの〜に過ぎない」となる。つまり、訳すと「私が持っているものはただの食べ物に過ぎない」となるのだ。
 そう。全く意味が違うのだ。これが理論的に訳せる人と訳そうとする人の大いなる違いでありその感覚だけで受験を語る人は愚行に過ぎないと言うことなのだ。
 そして、勉強は感覚で覚えることより理論的に覚える方が圧倒的に難しくまた、レベルの高い大学になればなるほどこの理論的思考が求められるのだ。

 だから、これをみている諸君。もしも仕事場や学校、ネット上で学歴を煽る人間がいればぜひこの記事を送りつけてほしい。この上の英文を見せてあげてほしい。え?理系か文系かわからないから無理かもだって?そんな心配は無用だ。なぜなら、英語は文系理系問わず勉強しなくてはならない必須科目だからだ。

 そして、この二つの文章を読めた諸君。君たちは、すでに物事を理論的に捉えることができる素質があるということだ。だから、自信を持って己の目標に向けて突き進んでほしい。

答え:意味
I have the only food. 私は唯一食べ物を持っている。
I have only the food. 私はただの食べものを持っているに過ぎない。

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