デザイナーが選ぶ、ステキなドラマのロゴデザイン10選!
はじめてまして、株式会社ラクスのwebデザイナーなりたです。
今回は、8月のクリエイティブ共有会で盛り上がったお題、
「ドラマのロゴデザイン」についてご紹介したいと思います!
ぜひご覧ください!
①「どうする家康」
こちらのロゴは、複数人のデザイナーがイチオシした大人気作品です!
「どうする家康」という、徳川家康の人生を描いたNHK大河ドラマのロゴになります。
メンバーの意見として、以下が挙げられました。
刀の鍔のような纏まったところが良い
丸の中に収まっていて、非常に綺麗
POPなデザインで、大河っぽくないのが挑戦的でいいイメージ
家紋や筆文字っぽいニュアンスで伝統的な印象を持たせつつ、斬新さも感じるデザイン
実はこちらのロゴ、家康の人生(転がり続けていく波乱万丈な人生)を表現しているそうです。
また、驚くべきことにロゴに仕掛けがあって、スマートフォンでロゴの読み取りを行うと特別なコンテンツが見れるようです!
読み取り方法などは以下に記載されていますので、ご興味ある方はお試しくださいね。ちなみに2パターンあります。
こちらを制作したのは、グラフィックデザイナーユニット「GOO CHOKI PAR」です。公式サイトもいいデザインがたくさんあるので、ぜひご覧ください。
②「パリピ孔明」
2023年に話題となった、マンガ原作の大人気ドラマです。
ハロウィンの日、諸葛亮孔明という中国の偉人が渋谷にタイムスリップし、そこで一人の女性シンガーソングライターと出会い、彼女を得意の知略計略でプロデュースしていく、という物語です。
ロゴの気になった点として、「パリピ」という言葉の意味に反して、明朝体で表現しているという珍しさが印象的でした。恐らく孔明の厳粛さを表していると思います。
また、丸の部分にネオンさが感じられて、「孔明」というワードもわざと崩してデザインしているところが非常に良いです。
③「カムカムエブリバディ」
2021年にNHKで放映された、ラジオの英語講座によって英語に魅了された3人のヒロインを、100年に渡って描いた家族ドラマです。
ロゴの気になった点として、珍しくデザイナーではなく美術スタッフさんが制作されていました。
担当したのは番組美術スタッフの瀬木さんという方で、ロゴ制作の秘話がnoteに投稿されています。
2か月かけて1つのロゴを決定したものの、まさかの次回放映予定の朝ドラロゴと被って再度検討し直したそうです。そんな偶然が起こるのですね…
上記note記事にはたくさんのロゴ案が掲載されているので、ロゴ制作をしている方には必見です!
④「X-ファイル」
こちらは1993年から2002年にかけてアメリカで製作された、SFテレビドラマのロゴです。
Season11まで続いた人気のドラマで、UFOなどの超常現象にまつわる事件に対して、FBI捜査官が調査していく物語です。
こちらのロゴ、黒い背景と一緒にデザインされたバージョンがありまして、そちらに対しての意見が出ました。(掲載できる画像がなかったので、ぜひ検索していただけると嬉しいです)
古印体ぽい、怖フォント「X」を懐中電灯当ててる感じがかっこいい。(※古印体とは印鑑の書体のこと)
闇や謎に光をあてるドラマの感じが表現出来ている。タイトルロゴだけでなく、背景も含めて作っている所も良い。
メインのロゴは背景なしですが、別バージョンとして背景まで作りこむロゴは珍しい気がします。
フォントも日本ではあまり見かけないスリラーの雰囲気が出ていて、ドラマとマッチしています。
⑤「ブラッシュアップライフ」
こちらは2023年のタイムリープ系のヒューマンコメディで、脚本がバカリズムさんという珍しいドラマです。
ロゴの気になった点として、「メインカラーは黄色だけど他のカラーでの展開もあり、どんな色にでも合うデザイン。」という意見が出ました。
細かいフォントのあしらいや文字バランスも、非常に綺麗にデザインされている良いロゴだと思います。
⑥「昼顔」
2017年に放映された、上戸彩さん主演の恋愛映画です。
ロゴの気になった点としては以下が挙げられました。
明朝体系のドラマロゴはシンプルになりがちだけど、ドラマタイトルになぞった横顔を文字にさりげなくデザインしていて印象的
文字の輪郭が少しだけ滲んでいるのも、ドラマの湿った雰囲気と合っていて良い
一見すると特徴のないロゴに見えますが、「顔」という漢字にさりげなく女性の横顔を彷彿とさせるデザインがされていて、非常に洗練されているロゴです。
⑦「リーガルハイ」
2012年に放映された、堺雅人さん主演の法律コメディドラマです。
フォントがポップなイメージでかわいく、”ハイ”の部分をさり気なく目立たせているのがおしゃれです。
ドラマ半沢直樹のロゴを作った方と同じデザイナーが担当したのではないか、と個人的に予想しています。
⑧「踊る大捜査線」
1997年、主演が織田裕二さんの警察ドラマです。織田裕二さんの名セリフは今でも語り継がれるほど有名だと思います。
ロゴの気になった点として、「活字の力強い明朝も、背景のキーカラーとなる赤も、正義のヒーローみたいなイメージが想起される。」という意見が挙げられました。
余談ですが、「踊る大捜査線 ロゴ」と検索すると、ロゴジェネレーターや作り方が出てくるので、当時はかなり人気のロゴだったことがうかがえます。
⑨「いだてん」
こちらは2019年の大河ドラマになります。1964年東京オリンピックの開催までを描いたヒューマンドラマです。
ロゴを作成したのは「横尾忠則さん」というデザイナーです。
気になる点として、以下が挙げられました。
「いだてん」のタイトル文字だけでは何のドラマかわからないが、人の足3本が走っているのを表現しており、「あ、走ってる人のドラマ?」という想像がつくところがわかりやすい
ちなみにドラマのポスターも非常にユニークです。
⑩「全裸監督」
2019年にNetflixで配信されたノンフィクションの小説をドラマ化したものです。主演は山田孝之さんで、当時かなり話題となったドラマです。
制作したのは「Neuf」というデザイン事務所です。
ロゴの気になった点として、「ロゴの一部にモザイク加工が施されいて、見てはいけないもの、なんだか危険そうなものといった印象を受ける点が面白い」という意見が挙げられました。
フォントのモザイク加工する箇所が秀逸で、ポスターのデザインも人物に合わせて上手くロゴが配置されています。
以下の記事で見れますので、ぜひご覧ください。
以上、いろいろとご紹介していきましたが、お気に入りのロゴは見つかりましたか?
普段ドラマは俳優さん方に注目することが多いですが、改めてロゴを見てみると、どれもドラマのコンセプトや背景を汲んだ素晴らしいデザインばかりでした。
各ロゴを担当したデザイナーさんの色が見えてきて、表現の仕方が非常に参考になります。
ぜひみなさんも、様々なドラマのロゴに注目してみてくださいね!
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