時間を忘れて夢中になる
こだわることって悪いことなのだろうか?
楽しそう!という理由だけではじめてしまったことがある。
動画で解説されてるとおりにコトをすすめたら、本当にカンタンにできてしまったものがある。
あまりにも楽しすぎて、もっとこうしたい!ああしたい!と、こだわりが出てしまった。
わたしは本来あまりこだわりのない人間である。だがときどき、コレだ!と思ったらのめり込んでしまう性格だ。
ただし、飽きっぽい性格でもある。
ひとつのことに集中してしまうと、あーでもないこーでもない、もっとこんな風にできないかな?と、自分の想像どおりのモノに仕上げたくて、パソコンとスマホを駆使してアプリやらソフトやらを探しまくる。
使ってみてはちがう、また別のを使ってみてはちがうと消し、しつこいぐらい探しまくってやっと自分の望んだ通りのモノに仕上がったときの達成感たるや。
そう!これがつくりたかったのよ〜!!と、テンション爆あがりしたものの、
朝からはじめて気づけば夕方…
真っ赤な夕焼け空で、カラスが3羽カーカー鳴いているまんが日本昔ばなしみたいなシーンが頭の中で浮かぶ。
あ、家事してないや。
なにしてんねんと一瞬自分を責めそうになったが、マジで楽しかったんだからそれでいいじゃないか。
こだわるっていうか、凝り性なのかもしれない。こんな性格だから、何かをはじめようとしてもなかなか一歩を踏み出せない。
たとえば昔、20代後半ぐらいだったと思うが、突然、編み物をしたくなり、道具を買ってきてまではじめたことがある。
やりはじめると夢中になって止まらない。なんなら休みの日は一日中編んでいたことを思い出した。
少し前に友人が編み物をはじめたと聞いてウズウズしDAISOに道具を探しに行ったが、いろんなことをそっちのけにしてしまう性格だから、いったん保留にしている。
大人なんだから上手に時間配分すりゃ〜いいのだろうけど、でも時間を忘れるぐらい何かに打ち込めるっていいなって久しぶりに感じたのだ。
こだわりがあっても凝り性でも、あきらめずスキをとことん追求してできた達成感って、成功にも似てない?
何度も試行錯誤して何回も失敗したけど、あきらめなかったからつくりたいモノができた。
わたしってば意外と職人気質なのかも!でもすぐ飽きるけどね。笑
時間を忘れて夢中になるって子どもみたいだけど、それって幸せなことだし、今を生きるってそういうことなのかも。
大人になると、社会のルールや世間の常識にしばられて自分も子どもだったことを忘れ、大人のわたしのルールや常識で子どもを縛ろうと叱る。
"外で遊ぶと楽しくて時間とか忘れて夢中なる子どもの気持ちを、ママはわからないでしょ!"
ハッとした。わかる、わかるよ痛いほど。
わたしもよく夢中になって遊びまわり、門限を何度もやぶってはお尻ペンペンされながら母に叱られていたな〜。
だからって何時まででも遊んでいいわけじゃない。暗くなると危険だって高まる。
だからわたしは息子を叱るし、親になってはじめて親の気持ちも子どもの気持ちもわかるのだ。
それは子どもも大きくなり、親にならなきゃわからないことだろう。
あ、話がそれた。
今のわたしにはもうないだろうと思っていたが、時間を忘れるほど夢中になれることがあるって本当に幸せなことだ。
ただし子どもには大きくなるまで、どんなに楽しくて夢中になることがあったとしても、門限をやぶれば叱るだろう。