塞ぐ 7話
白:班員が揃ったところからバス乗って〜
生徒:はーい
田:バスの席どうする?
翔:グッパーで決めよ
田:いいね👍
○:(良くないだろ)
4人:グッとパーで別れましょ
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田:ねぇねぇ。今日何するんだっけ?
○:着いたらレクらしい
田:レクの内容は?
○:白石先生が秘密にしてる
田:そうだったね!
僕の隣は田村さんになった
1ヶ月ほど一緒の班だったおかげでタメ口でも話せるようになった
まぁ一緒の班だったことよりも翔太のおかげだったんだけど
田:井上くんは林間学校楽しみ?
○:まぁまぁかな
田:なんで??!?!
○:うっ、、、
田村さんは苦手だ
バスに乗ってからずっと話してるし距離が近いのでドキドキしてしまう
いい人なんだろうが、陰キャの僕には厳しい
翔:真佑〜○○に気を遣ってやれよ〜
田:???
前の席の翔太からそう言われた田村さんはなんの事だか分からないらしい
○:大丈夫
翔:ほんとに大丈夫か?
○:これも訓練の一環だ
翔:なるほどな笑
田:訓練?
○:いやっこっちの話
田:仲間はずれ?
○:そういうわけでは、、
田:じゃあ教えてよ!
やっぱり苦手だ
さ:……😪😴💤
よくこの状況で寝ていられるな
翔太の隣の眠り姫は爆睡をかましている
田:ねぇ〜教えてよぉ〜!
○○は目的地に到着するまで田村から質問攻めにあったのだった、、
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(到着)
白:今回のレクは〜ドゥルルルルルルルデン!
ウォークラリーでーす!
なんでセルフドラムロールするくらいテンション高いんだ
生徒:いぇーい!
どうやらみんなテンションが高いらしい
翔太&田村:いぇーい!
○○&さくら:、、、、、
この2人に負けて僕達は静かになってしまう
翔:おいおいこの調子じゃ1位は厳しいぞ。な?まゆ?
黙れ体育会系
田:そうだよ!みんなで円陣くも!
誰かこの人を叩いてくれ
さ:、、そ、そうだね、!
遠藤さんは負けてしまったらしい
田:井上くんも早く!早く!
そう言う田村さんに負けて僕も円に加わる
田:絶対優勝するぞーー!
翔:おーーーー!
○&さ:お、、おーーー!//
他の班はこんなことをしていないのでもちろん浮いている
恥ずかしすぎてトイレに駆け込みたい
白:みんな気合い十分だね!
じゃあA組からスタートね
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翔:○○〜次のスタンプどこだ?
田:ちょっと休憩しよ〜よ〜
さ:、、、、
さっきまでの威勢はどうした威勢は
遠藤さんは黙々と歩いてくれているが、他の2人は飽きてしまったらしくさっきからこの調子だ
○:、、ここにあった
田:りんご!
翔:ゴルゴンゾーラチーズ!
田:ズッキーニ!
翔:にく!
まじで1発殴っていいかな💢
さ:、、あとひとつだね
○:あぁ。うん
この状況だと余計いい人に感じるな
元からいい人だけど
さ:真佑1年の時からあれだから気にしないでね
○:うん。翔太もあんなんだけど気にしないで
さ:うん、、、
○:、、、
会話が続かなすぎて気まずい
バイト先では普通に話せてるのに学校になると難しいってどういうことなんだろうな
バイト先では別人を演じてるから比べるのは違うか
さ:、、私達もしりとりする?
しばらく黙って出た答えがしりとりらしい
なんともかわいい答えだ
○:さすがに大丈夫
さ:そっそうだよね、、、🥲
○:あっじゃあ僕からでりんご!
さ:🙂ゴリラ!
......
翔&田:ゴーーール!!
田:さくちゃんやったね!
さ:う、うん
翔:よくやったな○○
○:まじで黙ってて💢
翔:なんでだよ〜
4人でしりとりをしている謎の状況が生まれもしたがなんとかゴールすることが出来た
順位は中の下ってところだった
白:みんなお疲れ様ー。次はカレー作りだよ〜
生徒:はーい
昔はキャンプに行っていた経験があるので火をおこしたり料理するのは得意な方だ
翔:料理できる人〜
さ&田:、、、、、
どうやら2人とも得意ではないらしい
翔:じゃあここは○○の出番だな
田:えっ井上くんって料理できるの?!
そんなに意外ですかね?
翔:こう見えて家庭科の授業の成績良かったからな
なんであんたが誇らしそうにするんだ
田:ふぇ〜。じゃあ食べるのは任せて!
じゃあの使い方間違ってるよ
さ:私手伝うよ
田:さくちゃん料理出来たっけ?
さ:最近バイト始めたからそれなりには、、
田:そうだったんだね?!
さ:得意というわけではないよ?
田:それでもすごいよ!!
さ:ありがとう
というわけで
調理係○○&さくら。火起こし係翔太&真佑
という形になり上手くまとまった
田:このカレーおいしすぎ!!
さ:良かったホッ
田:さすがさくちゃんだね!
さ:井上くんが凄かったから私は手伝ってただけだよ
田:井上くんお店開けるよ!!
大袈裟だ
だが、それでも嬉しい
○:あ、ありがとう//
田:どういたしまして
翔:照れてるな〜笑
○:うっせぇ〜
なんやかんやあった1日目だったが無事に終了した
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林間学校1日目夜
今日のイベントは終わりあとは寝るだけなのだが、これが問題だ
部屋が4人部屋のため他に仲良くない男子2人が追加されてしまう
こういう時は一応対処法がある
翔:○○〜もう寝たのか?
○:、、、、
翔:おーーい
○:、、、
男1:3人でトランプしようぜ
男2:寝てるならしゃあないよ
翔:、、そうだな。大富豪しよ
寝たフリは本当に便利だ
正直翔太には悪いがそれなりに今日は疲れたし早く寝てしまいたいので許して欲しい
明日はキャンプファイヤーがメインらしいからそのための体力を回復させようと思う
📱:LI○E!(通知)
遥:○○って料理できたんだね!!
賀喜さんから連絡があった
○:それなりには
遥:見てたけどすっごい手際良かったよ
○:ありがとう
遥:うん!今度何か作ってよ!
○:機会があれば
遥:やったね!楽しみにしてる😊
○:うん
自分の会話能力の無さに絶望してしまうがLI○Eが届いたことの嬉しさが気持ちを占めていた
見られていたことも恥ずかしかったが相手も自分と同じだったことが嬉しかった
自然と目で追いかけてしまっていたと思うが、それがバレていないようで安心した
賀喜さんからの連絡のおかげで今日は少しだけいい気分で寝付くことが出来そうだ
……to be continued
あとがき
塞ぐ7話いかがでしたでしょうか。
正直林間学校の経験ないからどんなことするか分からないんで上手くかけてないと思いますが、読んでいただきありがとうございます。
こんなふうに好きな人から見られてて、連絡も来たらさらに好きになっちゃいますよね。
これから先どのように話が進んでいくか自分でも分かりませんが、良かったら最後まで楽しんでください。
じゃあ次回またお会いしましょう。