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宇宙の年齢は、138億歳!どうやって推定したのか?
宇宙の年齢は、138億歳で、どうやって推定したのでしょうか?
それは、「宇宙マイクロ波背景放射(CMB)」 というマイクロ波 (電波の一種)を観測することで求められました。
「宇宙マイクロ波背景放射(CMB)」 とは、宇宙が大爆発、ビックバンを起こしたときに出た光の名残りです。
CMBはビッグバン直後の熱い宇宙を満たしていた光が、宇宙膨張で波長がのびています。
それがマイクロ波となって現在も宇宙空間をただよっているものです。
CMBのマイクロ波を精密に観測すことで、宇宙にある物質・ダークマター・ダークエネルギーの比率がわかります。
ダークマターとは、光を出したり、吸収することは、ないが重力は及ぼす謎の物質です。天体などの普通の物質は、宇宙全体の約5%程度です。ダークマターは、約26%を占めます。
また、ダークエネルギーとは、約69%分を占め、宇宙の膨張を加速させている正体不明のエネルギーです。
この比率と宇宙の理論モデルを組み合わせると、宇宙の膨張率と年齢を精度よく計算できるのです。
CMBの精密な観測は、 観測衛星により行われました。
2000年代に打ち上げられた NASAの打ち上げた「WMAP」 と 「Planck」 という2機の観測衛星を使って行われました。
Planckによる最新の観測結果から、宇宙の年齢は約138億歳だといわれています。
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