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連載19:「何のために家を建てたのだろう」と後悔

この連載は、過去全国で起こっている失敗事例をもとに、これから住宅を買う人に向けて「知っておいて頂きたい、考えて頂きたい」知識や必要事項をまとめましたものです。沼津省エネ健康住宅では、ここに書いてあるようなことは決して起こりませんので、ご安心ください。それでは、本記事をお読み下さい。

 「何のために家を建てたのだろう。もう少し借入れを減らすこはできなかっただろうか」人によっては大きな借金を抱えることにもなる家づくり。引越しで生活が一変することもあるでしょう。あとで後悔しないためにも、家づくりをする前にもう一度考え直してほしいことがあります。家づくり自体が、目的になってはいけません。家づくりは、家族が幸せに暮らしていくための手段のひとつなのです。家づくりをする前に、家づくりで何を手に入れたいのか、をはっきりさせることが大切です。それによって、どんな家を建てたらよいのかが明確になります。

 子供が思いっきり遊べる場所がほしい。家によっては、子供の遊び場ができることもあるでしょう。たとえば、ロフトや屋根裏部屋。隠れ家のようでちょっとした冒険気分を味わうことができます。また、庭があれば、思いきり走り回ることができるでしょう。

 親といっしょに暮らす場がほしい。年をとると、いつ病気に見舞われるからだも思うように動かなくなります。年老いてきた親のために家があると安心です。

 夫婦でゆっくり過ごす場がほしい。子供が巣立った後、夫婦がゆっくり暮らせる家は大切です。子供にとっても、いつでも帰る家があるということは安心感があります。いつでも気兼ねなくくつろげる環境を作っておきたいものです。

 孫といっしょに暮らす場がほしい。可愛いお孫さんと過ごすひとときは、大事にしたい時間です。庭でいっしょに遊んだり、お風呂に入ったり、楽しみは何毎にもにも代えがたいものです。

 ペットといっしょに暮らす家がほしい。一戸建てであれば、マンションでは飼えなかったペットを飼うことができます。小さなお子さんがいる家庭では、ペットと過ごす時間は大切です。ペットを育てることで、やさしい心や責任感を育むこともできます。

 仕事をする場がほしい。インターネットやメールという便利な手段を使って仕事をする人が増えています。家が仕事場という人は、今後、ますます増えていくことでしょう。

 趣味を楽しむ家にしたい。趣味の時間を楽しむ空間を作りたい、という方もいらっしゃるでしょう。ミニチュアカーをコレクションして、一部屋をその収納に当てる。読書が趣味で、蔵書を壁一面の本棚に並べる。そんな方もいらっしゃるでしょうし、サーフボードや釣具が好きなアクティブ派であれば、収納に不便を感じなくなるでしょう。あるいは、道具を部屋に飾って楽しむこともできます。

 家づくりで何を得たいか、ということは千差万別です。これから住む家で何を手に入れたいのか、じっくり考えてみましょう。

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