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連載23:吹き抜けのあるおしゃれな空間で暑い思い

この連載は、過去全国で起こっている失敗事例をもとに、これから住宅を買う人に向けて「知っておいて頂きたい、考えて頂きたい」知識や必要事項をまとめましたものです。沼津省エネ健康住宅では、ここに書いてあるようなことは決して起こりませんので、ご安心ください。それでは、本記事をお読み下さい。

住宅雑誌でよく見かけるように、吹き抜けのあるリビングは憧れ。しかし、実際にて、エアコンの効きが悪く、夏は設定温度を低くしなければ涼しくならない・・・、などという例もあります。吹き抜けのあるリビングは、高気密・高断熱の住宅でないと、冷暖房費の効率も悪くなり、不安です。

 LDKに階段を作った場合も同様に、冷暖房の効率は悪くなります。いずれもおしゃれな空間ですが、実際に住んでみると、冷暖房の効率が悪いことがわかります。

 イメージだけにまどわされず、設備もきちんと計画に入れて間取りを考えましょう。家は、実際に人が暮らすものです。デザインも大事ですが、冷暖房にかかる費用も想定して打ち合わせしておきましょう。

また、高気密・高断熱の家は、光熱費を抑えられ、お財布に優しいというだけでなく、健康改善に貢献する(例えばアトピー性皮膚炎やアレルギー性鼻炎、せき、のど、目のかゆみなどの症状の改善)というデータもでています。

 高気密、高断熱な高性能住宅を選ぶことが、健康の秘訣でもあることがデータに表れています。
(出典:近畿大学建築学部岩前研究室)

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