松重さん
昨日はビルボードlive横浜にて、俳優松重豊さんのライブに行ってきた。
自身がパーソナリティを務めるラジオ番組の企画で松重豊×向井秀徳(ZAZENBOYZ)~地獄の諸行無常~というライブに行ってきた。松重さんは朗読、向井秀徳さんが弾き語りを行い、セッションするという内容だ。
ビルボード横浜ライブは収容人数が300人、全てテーブル席ということで、ディナーショーのような形式でライブを見ることができた。座ったテーブル席の位置がステージから2つ目ということで、かなり近い距離で松重さんを見ることができた。
清潔感のある白髪と知的さ漂う黒縁の眼鏡、麻の生地のシャツにジャケットというスタイルでめちゃくちゃ恰好よかった。背が高い人にありがちな猫背ではあったものの、年齢を感じさせない穏やかな雰囲気に圧倒されてしまった。
最初は松重さん自身が新聞にコラムを掲載しているということで、新聞の朗読から始まった。今、新聞や紙の本を読む人が減っているが、紙好きなんですよねと言いながら朗読が始まった。一言一句噛まず、綺麗に朗読できるのは俳優というかプロそのものの所業だった。長い足を組みながら新聞を読む姿もとても恰好よかった。
中盤は向井秀徳さんによる弾き語りが5曲ほどあり、その後、弾き語り&朗読というセッションが始まった。
おそらくアドリブでのセッションであり、これが素晴らしかった。松重さんの穏やかな雰囲気をまといつつ、挑戦的なスタイルで弾き語りと合わせながら、朗読する姿を見て、常に挑戦するからこその若さや纏うオーラに圧倒されてしまった。
自分も60歳を超えた時に、ああいう雰囲気・スタイルになれるよう、とりあえず今後も太らないように運動しつつ、常に挑戦する姿勢を持とうと決意した。ライブだった。本当に素晴らしかった。