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感染症対策としての間取り

まだ誰もコロナ感染していなかったわが家ですが、先日ついに私が感染してしまいました。家庭内感染は避けられないかな、と思いつつ、ちょうど週末にかかるタイミングだったので、娘のお世話をパパが可能ということで、できる対策はしようと生活空間を分けて過ごしました。結果的にはその後みんな順番に発熱したので説得力には欠けますが、コロナ感染を機に、感染症対策としてのわが家の間取りを考えてみました。

①玄関から水回り一直線
家づくりの打ち合わせ中はコロナ禍だったこともあり、外からの菌をできるだけ持ち込まないように、玄関近くに洗面台を設けて、帰宅後すぐに手洗いができるようにしたいと考えました。これは、今後娘が何らかの訪問サービスを利用することになった場合に、手洗いをしてもらいやすいように、玄関近くにして脱衣所と独立させておくといいかなと思ったのもあります。限られた敷地で、しかも掃除の手間など考えると水回りが増えるのは嫌だったので、ただいま手洗い&洗面台&トイレの手洗いという3つの用途を兼ねられるように洗面スペース、トイレ、脱衣所、浴室と水回り一直線の間取りにしました。

②回遊動線
今回私がコロナ陽性になり、普段みんなで寝ている寝室で私だけが過ごすようにして、娘とパパは別の部屋(予備室)で寝てもらうようにしました。寝室には扉が2つあり、LDKを通らずに水回りに行けるような間取りになっているので、食事は寝室入口に置いてもらうようにして私は寝室と水回りの行き来で過ごせました。水回りは1つずつしかないので共有ではあるものの、LDKを通らずに洗面スペースやトイレ、お風呂が使え、着替えもできるので、他の家族と生活空間を分けることができていました。

③いざというときのための+1部屋
感染症の家族がいて生活空間を分けるためには、日常的に使う部屋とは別にいざという時に隔離できる部屋が必要になると思います。今回は水回りも含めて生活空間を分ける、という目的もあり、私が寝室を使用して、予備室で娘とパパに寝てもらうようにしました。普段は書斎やリモートワーク、客間として使用している部屋ですが、感染症の時にもこういう部屋があってよかったと思いました。

基礎疾患のある障害児では、感染症にかかることで食事や水分が摂れずに大事な薬が飲めなかったり、合併症などで重症化したり、回復に時間がかかったりする場合もあります。なのできっと、私と同じように障害児の親御さんたちは、健常児の親以上に障害児自身を感染症にかからせたくない、と強く思うはずです。

最優先事項ではないかもしれないけれど、感染症対策、というのも家づくりの一つの重要な視点かもしれないと思いました。

打ち合わせ当時はそこまで深く考えていませんでしたが、今回感染症対策としてのわが家の間取りを考えてみた時に、ここに挙げた3つのことは、結果として、日常的な暮らしやすさにもつながっていることでした。

障害児(肢体不自由児)のための家づくり記録→https://www.instagram.com/___yu.________?igsh=MWh3NjIyZG41N2dweA==

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