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プレミアリーグ第25節チェルシーVSアーセナルマッチレポート

どうも、先日初めて記事を書かせていただきました。グナマンド(@SEIKINguners)です。今回はプレミアリーグ第25節チェルシーvsアーセナルのマッチレポートを書かせていただこうと思います。
まずはお互いのスターティングメンバーとその注目ポイントを見ていきましょう。

スタメン


こちらがお互いのスターティングメンバーです。
(途中出場の選手も脇にいます。)

まずはホームチェルシーの注目ポイントから
チアゴ・シウバがベンチ、リュディガーがメンバー外と最終ラインの面々に少し不安が見える布陣です。
注目すべきはリースジェームスとアスピリクエタの立ち位置です。普段ならアスピリクエタがRCB、リースジェームスがRWBという布陣ですが、この試合では逆になっています。これは先日行われたFAカップ準決勝、クリスタルパレス戦でもこのような立ち位置になっていました。おそらく両ウイングの突破力が持ち味のアーセナルと対戦するに当たって、1対1の対人の守備がうまいリースジェームスを最終ラインに持って行きたかったのだと思います。

続いては我らがアーセナルの注目ポイントです。
今節では最近良く使っているワンアンカーシステムではなく、ダブルボランチの布陣を採用しています。チェルシー相手に通用するアンカーが現在のアーセナルにいないとこと、エルネニーとジャカのダブルボランチにすることで守備強度を上げることに期待してこのシステムを採用したのだと思います。

そしてもう一つの注目ポイントはRSBにセドリックでも最近全体練習に復帰したという冨安でもなくホワイトが使われていることです。これに関しては、ある程度チェルシーにボールを持たれて押し込まれることを前提に守備の強度、判断がともにセドリックよりも優れているホワイトをサイドバックに回したのだと考えられます。

冨安はまだコンディションが完全にいいわけではないのでしょうか…?

ここからは試合展開

試合展開


前半13分、チェルシーが獲得したコーナーキックをクリアしたがクリステンセンのもとにボールが行ってしまいました。しかし、アーセナルはすぐにラインを上げるとボールホルダーのクリステンセンにも激しくプレスに行きました。そしてこのプレーがクリステンセンのパスミスを誘い、ボールは最前列でプレスをかけていたエンケティアのもとに。エンケティアはそのままボールを運びチェルシーのGKメンディーとの1対1を冷静に決めてアーセナル先制!!

しかし17分、チェルシーのヴェルナーがカットインからシュートを放つとジャカにボールが当たりシュートの軌道が変わりました。これにはラムズデールも反応が遅れてしまいチェルシーの同点ゴールが決まりました。
クリステンセンのミスからの先制点だったのでアーセナルに流れが来たと思いましたが、様々な修羅場をくぐり抜けてきたチェルシー流石です。

27分、ウーデゴールがボランチ脇に降りてきてパスを受けると右サイドへ展開、サカはサールとの1対1を剥がし中央のウーデゴールへパス、ウーデゴールはそのまま左側を駆け上がってスミスロウにパスを出すとスミスロウはそのままダイレクトシュート!このシュートがネットを揺らしアーセナル勝ち越しゴール!!

しかし32分、アーセナルは自陣で相手を囲い込みボールを奪いかけるもマウントが自分のボールにし、中にクロスを入れました。そして完璧なタイミングで中央に飛び込んできたアスピリクエタに決められスコアはまた同点になりました。

ハーフタイムでの交代なしのアーセナル、チェルシーは失点につながるミスをしたクリステンセンに変えてベテランチアゴ・シウバを投入。

57分、左サイドタヴァレスのクロスをエンケティアが受けるもボールが落ち着かず両チームバタバタする展開に。しかしエンケティアはそのボールをゴールへ押し込みアーセナル3度目のリード!!

失点の直後、チェルシーはなかなか良いパフォーマンスができなかったルカクに変えてハヴァーツを投入。

70分、得点後運動量が落ちたエンケティアに変えてマルティネッリを投入。
75分、守備固めのためにスミスロウに変えてセドリックを投入。

チェルシーは相手の守備ブロックを崩すため81分にマルコス・アロンソに変えてツィエクを投入。

しかし91分右サイドの深い位置からセドリックがクロスを上げました。可能性自体は低そうなクロスでしたが、アスピリクエタが中で待っていたサカを倒してしまい、アーセナルにPKが与えられました。そのPKをサカが決めてダメ押しの得点を決めてスコアは2-4に!!
得点後は既に疲労していたサカに変えて復帰明けのラカゼットを投入。

試合終了 最終スコア 2-4
でアーセナル勝利👏

ここからは両チームの戦術についてお話していこうと思います。


試合序盤のチェルシーのビルドアップとアーセナルのプレス


チェルシーは3バックとアンカーのカンテの4枚でビルドアップをしていましたが、アーセナルは原則としてCFと両SHがスリーバックにつき、トップ下のウーデゴールがカンテをマークするという形でプレスをかけていました。
もちろんチェルシーもビルドアップを安定させるために中盤の選手が降りていきます。

例えばリースジェームスがボールを持って、ボールホルダーサイドのロフタス=チークが降りてきたとしましょう。

すると、この画像のようにウーデゴールがロフタス=チークのマークにずれるとサカもそれに合わせてスライドしてカンテのマークに付きます。

チェルシーは失点後ビルドアップの形を少し変更しました。

チェルシーは最初の段階からカンテとロフタス=チークの2枚でビルドアップをするようになりましたが、ボールサイドにスライドしてサイドに追い込むプレスをかけるアーセナルに対してこの修正は効果的と言えるものではありませんでした。

・チェルシーのフィニッシュワークとアーセナルのブロック

アーセナルは自陣に押し込まれるとRSHのサカが最終ラインまで下がる5-4-1のブロックを組んでいました。
これに対してチェルシーは

ルカクが中央寄りでプレーしてしまったことでチェルシーからみた右サイドでアスピリクエタが孤立してしまうという状況が起きてしまいました。
この試合ではこの問題が障壁となり、チェルシーは右サイドから崩すというシーンはほとんど見られませんでした。

・アーセナルのビルドアップとチェルシーのプレス

アーセナルは4バックとダブルボランチの計6枚でビルドアップする形になっていました。アーセナルの最終ラインに対してチェルシーは3トップを作りボールサイドにスライドしてサイドに追い込むプレスをかけていました。

しかし、アーセナルはラムズデールを経由して逆サイドへ振ったり、ルカクの後ろのプレスが連動していないときには、そこにジャカやエルネニーが顔を出し順調にボールを運べていました。

最終的には対人の守備に不安要素がある右サイドからの崩しが多くて、ウーデゴールも右のハーフスペースにポジションを取ることが多かった印象です。

・アーセナルのフィニッシュとチェルシーのブロック

チェルシーは押し込まれると5-3-2のブロックを作り、アーセナルはスミスロウがハーフスペースに入り込み、大外をタヴァレスが取るという形になっていました。チェルシーのLWBのマルコス・アロンソはブロックを組んでいるときも浮いている印象があり、実際はサールが大外、ハーフスペースの両方をカバーしていたように思います。

画像のようにサカがサイドで仕掛けているときに、エンケティアはクリステンセンとサールの間でボールを受ける動きを見せます。そしてエンケティアが元々入っていたスペースにスミスロウが飛び出すような形も前半だけで2回あり、サイドからの崩しがうまくいってるようにおもいました。

・後半の交代とチェルシーの采配ミス

得点後のアーセナルは自陣でブロックを組んで失点しないことを目標に戦っていました。
(画像はすべての交代を終えたあとの布陣です。)
試合終盤は画像のような形でチェルシーが押し込んでいましたが、マルコス・アロンソとツィエクの交代によって左で張る選手がいなくなってしまいました。
結果としてアーセナルはブロックをコンパクトにしやすくなり、チェルシーはより崩すことが難しくなってしまいました。

・試合を見た感想


今回の試合では普段あまり出番が与えられていないホールディング、エルネニー、エンケティアがそれぞれ活躍し、チームのモチベーション的にもとても大きな試合になったと思います。
一方のチェルシーはトゥヘルの修正がいつもよりもハマらずアーセナルとしてはこれのおかげもあって勝つことができたと思います。例えばチェルシーのビルドアップのときに普段のトゥヘルならハヴァーツをもっと早い段階で投入し、ゼロトップシステムで相手のプレスををいなしたり、試合終盤のバランスの悪い攻撃や、クリステンセンの交代なども普段のトゥヘルならなかったように思います。
世界情勢やチーム状況などが良くないことも関係しているのかもしれませんが、同じロンドン勢としてこれからも良いサッカーを見せてくれたら嬉しいです(>ω<)

※拙い文章ですみません(_ _;)
次回は土曜日のアーセナル対マンチェスターユナイテッドの試合のマッチレポートを執筆したいと考えています。しかし、アルバイトのシフトの関係でリアルタイムで観戦することができないので少し公開が遅れてしまうかもしれませんがご了承ください。
ご閲読いただきありがとうございます(>ω<)
次回も見てくれたらありがたいです👍

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