【韓国語学堂留学】試験内容
こんにちは!
投稿の頻度が落ちつつありますが、記事をご覧になってくださる方が以前よりも増えているようで嬉しいです^^
昨日の試験を以て秋学期が終了しました。
これから、約3週間の休暇期間があり、冬学期に移行します。
振り返ると本当にあっという間でしたが、密度の濃い授業を受けられて幸せでした。
今日は、私が受験した5級の試験の内容を紹介します。
中間・期末試験
ソウル大学言語教育院では、1~6級全ての級に中間試験・期末試験があります。
この二つの試験により成績評価がなされ、進級の可否が決定します。
課題の提出や出席状況も成績評価に反映されますが、やはり試験が最も重要です。
今回は、試験の内容についてご紹介していきます。
中間・期末試験は問題形式は全く同じで、出題範囲のみが異なります。
Reading(읽기)
まず、リーディング(읽기/イㇽッキ)試験です。
リーディングは、50分間で最高得点が20点(/100点満点中)です。
短い文章題が全20問ほど出題され、そのうち4割ほどが授業で扱った文章と全く同じものです。
その他は、授業と全く関係のない内容になります。
Listening(듣기)
リスニング(듣기/トゥッキ)試験は、50分間で最高得点が20点です。
TOPIKのリスニング試験に似た問題が20題あり、5~6割ほどが授業で扱った文章および聞き取り問題から出題されます。
おそらくTOPIK5・6級程度の難易度であると思われます。
Speaking(말하기)
スピーキング(말하기/マラギ)は、15分間で最高得点が30点です。
授業を担当した講師と1対1で行います。
内容は、4つに分かれており、
・教科書の既習範囲の一部の朗読
・与えられたお題に対する賛成または反対意見 ×2
・グラフの結果の説明、結果に対する意見
という構成です。
教科書をしっかり復習しておくと、上2つには対応しやすいと思います。
L・Rよりも配点比率が高いものの、採点は易しめです。
Writing(쓰기)
ライティング(쓰기/スギ)は、70分間で最高得点が30点です。
こちらは、
・文法問題
・作文 ×2
に分かれます。
文法問題は、授業で学習した文法を用いた穴埋め問題や語彙に関する問題が出されます。
作文は、250字以上・450字以上の二つが、授業で扱った長文に関するテーマで出題されます。
中間・期末試験で最も苦戦するのは、時間との闘いになるこの作文問題かなと思います。
その他の試験
実は、中間・期末試験以外に「主題発表(주제발표)」と「討議試験(토의시험)」という試験があります。
主題発表(주제발표)
主題発表(チュジェバルピョ/주제발표)は、プレゼンテーション試験のようなものです。
一人14分間、自分で決定したテーマについてパワーポイントを使用しながら、クラス全員の前で発表します。
私のテーマは、「韓国と日本の年金制度の比較」でしたが、クラスの中で最も難しいテーマだったようです(笑)
語学堂5・6級という水準にふさわしいテーマを設定するよう求められますが、実際の評価は甘めという印象です。
討議試験(토의시험)
討議試験(トイシホム/토의시험)は、一つの課題の解決策を見つける過程を、3~4人のグループで約20分間、講師の前で発表するものです。
これだけ読んでもよくわかりませんよね(笑)
改めて説明すると、グループ内で一つの課題を設定します(私のグループの場合、「韓国を体感できる商品の開発」でした)。
そして、その課題を解決する過程を、台本を作るような形で考えていきます。
しかし、台本があるとはいえ、「討議」試験であるため、あたかも本当に討議をしているような流れにする必要があります。
私のグループは、
①課題の提起
②韓国料理に関する商品開発を提案
③キムチに関する商品開発を提案
④韓国料理を巡るツアーを提案
⑤会社の予算的に厳しいため、ツアー案却下
⑥韓国各地の料理を詰め合わせた韓国料理セット販売を提案
⑦ベジタリアンに配慮した商品内容を提案
⑧国内でベジタリアンが少ないこと、韓国料理に肉魚が使われたものが多いため、却下
⑨国内に加え、海外での販売の提案
…
という流れでした。
一見難しそうに見えますが、これも評価は甘めである気がします。
私自身も、取りかかる前は難しそうに感じていましたが、いざ準備を始めると、
クラスメートの協力もあり、すぐに終わりました!
まとめ
今日は、ソウル大学言語教育院5級の試験内容について整理しました。
他の語学堂も似た形式であると思われるので、参考になれば嬉しいです。
では、また^^