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After:ヨドンナと人族の恋

※この物語はフィクションです。製作者の趣味思考で描く短編恋愛ストーリーです、暖かい目でご愛読してくれると助かります。尚、製作者は創造性豊かな人物です。作って欲しい女優さんがあれば是非リクエストしてみてください。






??)合コン?やだよめんどくさい

藤平○○、大学生。趣味はなく、武術・剣術・柔術を極めた男

??)いいじゃん、俺たちもいい歳だし彼女見つけないとじゃん?

一ノ瀬空我、○○の友人。

○○)キョーミねぇとこに行く気なんか無いの。

??)おっ、空我に○○!なにしてんだ?

空我)あ、為朝さん!!お疲れ様です‼️


射水 為朝、1つ上の先輩でeスポーツのNo.1プレイヤー。じつはこう見えて先輩は昔世界を救ったヒーローでもあるが、それは俺だけが知ってること

空我)○○のやつ、合コンにきてくんないんすよ

為朝)あーなるほどね、何人呼んでんだ?

空我)あっちは3人呼ぶんで、俺らも俺含めて3人にしようかと

為朝)ふーん、俺参加するからお前も来いよ○○

○○)マジっすか………まぁ、為朝さんが行くんなら行きますけど

空我)よしっ‼️

○○)(合コンね………興味ねぇし、適当に切り上げて帰るか)

会場にて

為朝)マジかよ………

○○)先輩?

空我)うわ〜美女ばっかだね〜‼️それじゃあ自己紹介を………

??)僕はこういうのに興味はないんだ、帰ってもいいか?

女子1)あ、ごめんなさい‼️ダメだよ……せっかく用意してもらったんだから……

??)どうしたら帰れるんだ?

女子2)誰か、男性1人お持ち帰りしたら帰れるよ?

??)お、お持ち帰り?知らない言葉だけど……じゃあ、お前だな

1人の女性は俺に指を指した

○○)は、俺?

空我)いきなりご指名でお持ち帰りとか羨ましいな‼️

○○)意味わかんねぇけど、つまりはこの女と帰ればいいのか?

空我)そういうこと

○○)(この女はどうでもいいけど、さっさと帰れるっぽいな)分かった、行くぞ

??)あぁ。

空我)おう、吉報待ってんぞ〜‼️

帰り道

??)おいお前

○○)なんだよ、俺はさっさと帰りたいんだけど

??)アイツらから聴いだが、こういうものは早く帰るとバレやすいって言われたぞ。

○○)はぁ………口実、なんか作れってことか……おい。名前は?

??)僕はヨドンナだ。

○○)ヨドンナ?へんな名前だな

ヨドンナ)なんだ?喧嘩売ってるのか?

そう言ってヨドンナは俺に殴りかかろうとする

俺はそれをいとも容易く避けてヨドンナを地面に押し付けた

○○)あんま俺に襲いかかろうとすんな

ヨドンナ)(こいつ、僕よりも力がつよい‼️)

○○)んで、要件は……

俺は瞬間ヨドンナの上半身に地面が押し付けられている部分を見た

○○)あ、悪い。苦しかったか

ヨドンナ)なぜ辞めた?私は苦しさなんてなかったぞ?

○○)そうかもしんないけど、少しは自分の身体の構造理解した方がいいぞ

ヨドンナ)?

○○)分かんねぇならいい、んでどこ行くんだ?ノープランなわけねぇよな?

ヨドンナ)いやない。僕はこういうのは初めてだからこの世界ことはあまり分からないんだ

○○)この世界?あ〜そういえばアンタって敵軍の参謀キャラだもんな

ヨドンナ)‼️

○○)為朝先輩があんたの顔を見て大層驚いてたし、予想はつく

ヨドンナ)………僕を脅すのか?

○○)するわけねぇだろ、バカかお前

ヨドンナ)ば、ばかではない‼️

○○)興味のねぇ女になんかするほど俺は暇じゃないんだよ

ヨドンナ)変なやつだなお前。

○○)藤平○○だ、お前呼びは好きじゃねぇから辞めろ

ヨドンナ)そうか、なら○○。なんか連れてけ

○○)命令すんな、飯じゃねぇけど行くぞ

俺はそう言ってヨドンナを連れてお気に入りの場所へ向かった



ヨドンナ)なんだここ、高台か?

○○)俺のお気に入りだ、落ち着くだろここ

ヨドンナ)あぁ、なんか………落ち着くな。

○○)なんで合コンなんか来たんだ?

ヨドンナ)この世界知見を広めたいから、とりあえず身近なものってことで無理やり連れて来られた

○○)あっそ、合コンってのは知見を広めるには不向きなイベントだぞ

ヨドンナ)そうなのか?物知りだな○○は

○○)普通だろ、こんなの(女性と喋るのって案外いいもんなんだな……)

ヨドンナ)○○はこの世界のことよく知ってるのか?

○○)世界全体は分かんねぇけどわかってることは多いと思う。

ヨドンナ)なら、僕の知見を広める為に共闘してくれないか?

○○)共闘って、手伝いだろ?やだよ俺だって忙しいし

ヨドンナ)そうか、確かに僕の身勝手で迷惑かけるのも……

○○)時々だ

ヨドンナ)ん?

○○)毎日は無理だけど、俺にだって1日何も無い時はある。そんときでいいなら手伝ってやる。

ヨドンナ)ホントか?

○○)嘘言わねぇっつーの


次の日

為朝)ちょっと○○いいか?

○○)いいっすけど、どうしたんすか?

為朝)あ〜なんて言えばいいかな………

○○)あ〜、ヨドンナなら別に普通の子っすよ。

為朝)そ、そっか‼️ならいいんだ笑

○○)先輩が思ってるよりもあの子は良い奴っすよ

為朝)え?

○○)元々敵対してたんでしょ?先輩とヨドンナって

為朝)お前………知ってたのか。

○○)えぇまぁ、でも誰にも言うつもりないんで気にしないでください。

為朝)お、おう………


ヨドンナの知見を広める旅は数ヶ月にも及んだ、その時間は俺にとって不思議と有意義に思ってしまった。



ヨドンナ)なぁ○○

○○)どうした

ヨドンナ)僕は○○のおかげでスマホの使い方とか服選び、食事など色んな知見を広めることが出来た

○○)そうか

ヨドンナ)けどまだ分からないことがある。

○○)なんだ、分かんねぇことって

ヨドンナ)○○のことだ。

○○)俺の事?

ヨドンナ)僕にも分からないんだ、なぜ知見を広めるだけなのに○○が分からないと思っているのか

○○)そう言われてもな……

ヨドンナ)○○でもやっぱり分からないか?

○○)さすがにな



講義終わり

○○)なぁ空我

空我)どした〜?

○○)合コンであった銀髪の女、憶えてる?

空我)ん〜?あ〜居たねお前をお持ち帰りしてたすっげぇ可愛い子

○○)その子に俺が分からないって言われたんだけど

空我)え、なにそれ笑

○○)色んなことを俺と経験しても、分かんないって言われた

空我)え、なにお前デートしてたんか!?

○○)デート?なにそれ

空我)女性と男性がお出かけする間柄のことだよ

○○)マジか、デートなんだあれ……

空我)それで、お前はその子と一緒に居て何を感じた?

○○)何って………普通に楽しいなとは思ったが

為朝)恋してるんだよそれ

○○)先輩、俺が恋っすか?

為朝)そうだよ、恋だよ。

○○)なんでそうなんすか?

為朝)○○、1回目を閉じて想像してみろ

○○)はぁ………

俺はそっと瞳を閉じた

為朝)まず、○○にとっての1番はなんだ?

○○)1番っすか?

俺は自身の1番は何かと想像した。そこに映っていたのは笑顔なヨドンナだった。

為朝)そこに映るものが突然消えたらどんな気分だ?

○○)どんな気分って………嫌ですけど……

為朝)よし、目を開けてみろ

○○)うっす

為朝)何が見えた?

○○)銀髪の子っすね

為朝)離れたら嫌なんだろ?

○○)まぁ………

為朝)それが答えだよ

○○)それがって………

その時、電話が鳴った

○○)『もしもし、ヨドンナ?どうした?』

ヨドンナ)『僕の分からなかった○○ことが分かったから○○に伝えたい、あの景色が見える場所で待っててくれ』

○○)『分かった。』

為朝)なんだって?

○○)気持ちが分かったって……

空我)行ってこいよ、お前だって分かってんだろ?気持ちなんて

○○)ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙クソ‼️

俺は無我夢中にお気に入りのあの景色に向かった

俺には恋愛経験なんてない、恋愛なんて必要ないとおもっていた

けど、ただ1人………ヨドンナだけは他の奴らとは違った

たた真っ直ぐに気になるもの分からないものへの探究心だけを胸に、生きていた

俺とは真逆の存在だ、だから付き合うなんて無理だと思ってた

○○)俺らしくねぇっつーの‼️

思い出の場所

ヨドンナ)………

○○)ヨドンナ‼️

ヨドンナ)○○………

○○)はぁはぁ………悪ぃ、遅れちまった💦

ヨドンナ)べ、別にいい。僕は待つのは嫌いじゃない

○○)ふぅ…………聞かせてくれ、ヨドンナが理解した俺の事。

ヨドンナ)僕は理屈で何かを言うのは苦手だ、だから……率直に言わせてもらうぞ

○○)お、おう。

ヨドンナ)僕は○○に愛情が湧いたんだ。

○○)あ、愛情が湧いた?

ヨドンナ)僕はこの感覚を前にも経験したことがあって、その願いは叶えられなかったけど、今度は叶えられそうな気がするんだ

○○)お、おう

ヨドンナ)このあと、僕は○○になんて言えばいい?

○○)俺に言われてもな………まぁ『好き』って言えばいいんじゃね?

ヨドンナ)好きってのは?

○○)好きってのは愛情の進化系みたいなもんかな

ヨドンナ)そうか、あの時の愛情も好きってことか………

○○)あ〜それでな?ヨドンナ

ヨドンナはいきなり俺に抱きついてきた

○○)よ、ヨドンナ!?

ヨドンナ)昔、こうすれば幸せになるって聞いた。○○は幸せか?

○○)ま、まぁ幸せだけどさ?俺にも言いたいことあんのよ

ヨドンナ)そうだったな、なんだ?

○○)ヨドンナは俺に愛情が湧いて好きってのが分かったんだろ?

ヨドンナ)そうだな

○○)俺も、ヨドンナと同じ気持ちで……愛情が湧いたんだ

ヨドンナ)つまりは○○も僕が好きってことか?

○○)うん、そうだよ。

ヨドンナ)ふふっ、嬉しいな

○○)ヨドンナって笑うんだな

ヨドンナ)喜怒哀楽を前に学んだからな

○○)笑うと可愛いんだな

ヨドンナ)か、可愛いって……僕をおちょくっているのか!?

○○)褒めてんだよ笑

ヨドンナ)まったく○○は………

俺は不意にキスをした

ヨドンナ)ん!?

○○)なんだ、嫌だったか?

ヨドンナ)嫌ではないが……いきなりすぎるぞ///

○○)だいぶ人間っぽくなったじゃん笑

ヨドンナ)○○と僕に色々教えてくれた人達のおかげだ







𝑭𝒊𝒏.

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