ひき算
40になって、思うことがある。
30代も半ばにさしかかったころ、
突然、いつも着ている服に違和感を感じるようになった。
なんだか、いつものメイクもしっくりこない。
気に入っていたヘアスタイルも、
なかなかうまく決まらない。
そう、こういうのはある日突然、違和感となってあらわれるのだ。
今まではいろんなものを取り繕って、自分の短所を誤魔化してやってきた。
目の形を理想の形に描く。
眉毛も教科書みたいな理想的な形に。
髪型も、流行りの色に、スタイルに、
みんながやっててかわいいから自分もやってみる。
この事が、逆に自分の良いところを潰していることに気づくのが、まさにその違和感。
そこからは、簡単でした。
基本はシンプルに。
最低限プラスαくらいに。
ベースメイクは、肌は地肌を磨き、ツヤと素肌感を重視。
アイメイクは、自分のパーソナルカラーに従って、似合うものをほんの少しのせるだけ。
そうすると、ビックリするくらい腑に落ちた顔になりました。自分で言うのもなんですが、、、
洋服も、似合うものを何着か。
流行り物は買わない。
定番の形のもので、自分に馴染む気に入った形、素材のものをながく着る。
そのためには、多少、高いものでも。
似合うものは、飽きない。
良いものは、飽きない。
このひき算の法則を、知る時が、誰しも必ずあるのかもしれない。
そうして、見つけた新しい自分は、
本当に愛おしいものだ。