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さようならのむこう

さようならの足音がしてひどく塞ぎ込む。
いい意味では、想像力があり、
よくない意味では負の気持ちにすぐ支配されてしまう。

1日1日を大切にしたいと想いながら、
1日1日が過ぎることが耐えられない。
できるなら笑っていたいし、嫌なことを言いたくない。
楽しい日々にしたい。
ぐちゃぐちゃの終わりにはしたくない。
そもそも終わりたくないって気持ちが、駄目なのかな。

思い出の日々を綴りたいし、私の中では大切なものだから、でも書きながら思う。
何のためにはじめたんだっけ
忘れたくないと思った。
でも今は?
忘れてほしくないと思って、きっと残してる。
ぜったいに忘れてほしくない、なんて。
ぜったい、に。
こわいなぁ。そんな自分が怖い。
どんどん書けなくなる。
書けば、自分の気持ちやら想いやらと一緒に
どこかに消えていってしまいそうで。
忘れたくなくて、忘れてほしくなくて、
でもきっと大切な想いは残って。 

残って何になるんだろう。
何にも、ならないのか。
ちがうか、私の生きる活力になるのかな。
私の大切な一部になって、
悲しくて寂しくて消えてしまいたくなるときに、
暗闇に宿る灯火みたいに。
トンネルの中で目指す灯りのように。
遭難した先で灯る光りのように。
そういう、そういう出逢いだったのかなぁ。
分からない。
そんなこといいながら、
そういう出逢いじゃなくてもいいと思ってる。
いつだって今に繋がっていてほしいと、
願ってしまう。


深く深く繋がりたいと想う度に
深く深く解り合いたいと想う度に、
さようならの足音がして身震いする。

ここに綴ってる私も、
甘えていて吐き気がする。

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