ベーシックアイテムと自分
2年ほど前から、持ち服を「大人女性にとってのベーシックなアイテム」にアップデートしようと意識している。色んな動画や本を参考にして買い物や服の入れ替えを繰り返してきた。
たとえば冬物なら白や黒のニット。暗い色のワイドパンツ。綺麗めデニム。黒いショートブーツ。こういったものを揃えればおしゃれさんに近づけると信じていた。
2年ほどかけて気づいたことが3つある。
1. ベーシックアイテムは確かに便利
ベーシックアイテムは色んなものと相性が良くコーデを邪魔しない。
ベーシックアイテムだけを使ったとしても、色んな所に行ける、いい意味で無難なコーデが出来上がる。時間がない時でもこれを選べば間違いない。寂しいと感じたらアクセサリーを付けると完成度が上がる(気がする)。
改めて便利だと感じた。
2. 全部が全部自分に似合う物でもない。
白シャツは襟、袖、裾を綺麗な形で着るのが難しかったし、黒いIラインスカートは下半身がやたら重く暗く見えた。
色んな動画で紹介されているからといって、色やシルエット、素材が自分を綺麗に見せてくれるかはまた別の話で、選び方にも工夫が要りそうだ。
3.多少遊びがある服も持つ方が自分はテンションが上がる。
この冬、手持ちの服でヘビロテしている服がある。黒のベロアキャミワンピとオレンジのワイドパンツだ。ワンピースはこれ1着しか持ってないし、暖色のボトムスもこれしかない。だけど他のベーシックアイテムと組み合わせてコーデを楽しむことができている。
ベーシックアイテムは便利。でも自分が楽しいと思える服も我慢しないでおこうと思う。
もしかしたらこれを読んでくださっている皆様には当たり前のことだったかも知れないが、30を超して似合うものがわからなくなっていた私には有益な経験だった。
白シャツも黒スカートも自分に似合うものがまだ見つかっていないけど、いつか出会えたら嬉しいな。