自分の道は自分で決める!【自己紹介】
初めまして、ポジウィルのトレーナーの伊藤崇一郎と申します。
この記事では、私がポジウィルのトレーナーになるまでの道のりを、自己紹介として書いてみました。
◾️学生時代の夢
私がキャリアについて最初に悩みを持ったのは大学時代でした。当時の私は、シナリオライターになりたいという夢を持ちつつも、何か実際に作品を書いたりしている訳ではなく、かといって就職活動もしていないという、実に微笑ましい文学青年でした。
シナリオライターになる夢を叶えるためにも、卒業後にシナリオライターの養成講座に学費を稼ぎながら通い、そこから夢を叶えていこうと思っていたのですが、その思いを家族や友人に伝えると、猛烈なバッシングを受けました。
当時の自分としては、人生を賭けて決め、相当の覚悟で伝えたつもりだったのですが、何をどのように伝えても、周囲を納得させることが出来なかったのです。
「これだけ本気で伝えたとしても、大人は皆渋い顔をするし、就職させようとしてくる。自分がこれだけの思いで伝えているのにそれでも反論してくるのなら、彼らにも相当の根拠と覚悟があるのだろう」
と少々強引に発想転換をしてみたり、
「人は皆、自分の人生という物語の主役として生きている。
そうすると私は、いろんな人の人生の中に出てくる登場人物の一人だ。
彼らの物語の中で、私はどんな役を演じることができるだろうか?」
と、人生をシナリオに例えて考えたりして、精神世界をさまよっているような状態に…
結局、”自分の気持ちを押し曲げて”就職するという道を選ぶことにしました。
自分が考えたシナリオライターになるための算段にも、甘さがあるんだと言うことを薄々感じていたと言うのも事実です。
とはいえその決断をした時点で、就職活動は周囲に比べて大きく出遅れており、自己分析や業界研究、SPIの勉強など、一般に言われている”就活”をこなすことすらままならず、いくつかの会社を受けても、面接でうまく自分を表現できずに連敗。
この時のストレスで前歯は全て抜け、視力は落ち、毎晩のように悪夢にうなされ、体重は平時の半分以下になるほどでした。
◾️新卒入社から、初めての退職まで
最終的に知人の紹介を受けて入社したのは、物流会社でした。この会社は仕事のイロハを学んだ大切な場所です。
初任配属は、縁もゆかりもない北九州での勤務となり、港湾埠頭倉庫で、ベビー用品の担当者として、入出庫管理や、九州沖縄全土への配送管理、輸出入事務などに従事していました。
物流のお仕事は、社会への貢献がハッキリと意識されることも多く、誇りを持って働けていましたし、上司や先輩からは厳しい指導をもらうこともありましたが、その分可愛がられ、成長をしている実感もありました。
しかし心の中にはまだ学生時代の夢、シナリオライターとして、表現者として、生きていきたいという思いがしぶとく燻っているのも同時に感じていました。
「あの時、自分が決めた道を貫いていたら、今頃マーベルの新作脚本チームに迎えられていたのではないか?コードネームは”東洋のシェイクスピア”とかで」
などと、精神世界の混迷に拍車がかかっていたのもこの頃です。
このまま一生をこの会社に捧げるのか?或いは、もう一度夢を追うのか?
というジレンマに苦しみ、何も行動できずに世界を呪っていたある日、
学生時代の友人から電話があり
「一緒にワーキングホリデーに行かない?」
と誘われ、これがきっかけとなり退職を会社に伝え、4年間のファーストキャリアを卒業することにしました。
◾️ワーホリ経験
ワーキングホリデー先はカナダを選びました。
英語の語学的な成長と、大自然の中で人生を振り返りたいと考えたからです。
一緒に行くはずだった友人が、急遽渡航できなくなるなどのハプニングはありましたが、
約1年間の挑戦で、ここには書き尽くせないことが沢山ありました。
この時期に、あらゆるしがらみを断ち切って、ゼロベースで人生を見つめ直す時間を取ることができたのは大きな財産です。
様々な人々との出会いや交流、新たに情熱を持てる関心ごとの発見から、学生時代の夢”シナリオライター”は、胸の奥で長い眠りについたようでした。
また皿洗いとして雇われたパブでは、学生時代やっていた居酒屋バイトの経験が活き、仕事のスピードが速すぎる。ジェダイ(あるSF映画に出てくる自由と正義の守護者のこと)のようだ。と評価され、コック職まで引き上げてもらえ自信にも繋がりました。
◾️コールセンター勤務とキャリアコンサルタント
帰国後は、ソシオニクスという心理学の勉強をしたり、実家で畑を手伝ったりと、暫くはまだエンジンがかからないような状態でしたが、俳優として活躍している友人から、仕事を手伝って欲しいと誘われたのがコールセンターの仕事でした。
コールセンターでは、俳優や声優になろうと努力をしている方など、芸能活動を志している仲間が沢山働いており、彼らとの交流のなかで、
「芸能の道で成功して、夢を実現する人もいるが、どこかで心の整理をつけて、別のキャリアに転向する人も多い。」と言う話を聞きました。
私はそんな時に、「彼らのキャリアに関する相談に乗れる人がいたら、心強いのではないか」と考え、キャリアコンサルタント資格の勉強を始めました。
自分としても、人生を選択する中で多くの後悔を重ねてきた認識があります。
働くことについて真正面からもう一度、”学び直したい”という気持ちで勉強に励みました。
◾️資格取得からポジウィルに入るまで
資格を勉強する中で、キャリアコンサルタントとして成長したい思いが強まり、転職を考えていたのですが、まずは社内で人事の仕事をしたらどうか?という提案をもらい、マネジメントをしながら人事も担当することになりました。
人事制度や評価制度の設計・運用を任されたり、採用窓口として選考に関わる中で、もっとキャリアプランの策定や幅広い業界業種のキャリアにまつわる相談に携わりたいという想いが芽生え、ご縁のあったポジウィルでトレーナーとして働くことを決意しました。
シナリオライターは、物語の設計図を考える仕事です。トレーナーは、人生の設計図を考えるお手伝いをするという点で共通性があります。あの頃の夢は、形を変えて実現しつつあるんだなと今では思えるようになりました。
◾️トレーニングを受講される皆さんへ
働き方を考える、働く場所を考える、などキャリアに関する事柄は人生に直結するとても重要な問題です。
重要な問題だからこそ、失敗が少ないようにと慎重になったり、周りの人の意見を必要以上に優先した選択をしがちです。
それらは決して間違っているわけではありません。ですが、それが全てでもないのです。
トレーニングでは、人生の様々な段階でどのような選択をしてきたのかを振り返りつつ、これからの人生でどのように理想を実現していくのか、様々な角度から考える時間です。
私も誠心誠意、あなたの人生に向き合い、皆さんのキャリアと人生を全力で応援します!
最後に、もしキャリアに関して、お悩みでいらっしゃる方は一度ご相談してみませんか?
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