超過死亡の考え得るシナリオ
コロナの「波」の周期は3~4か月
接種から抗体量が減少するのが3~4か月
果たして「偶然の一致」でしょうか?
当時は「2回打てば終わり」と言われていた1回目・2回目接種は、2021年5月~11月にかけて大々的に行われました。
その抗体が減少する3~4か月後は、同年8月~翌2022年3月となりますが、その間に「第5波(8月~10月)」と「第6波(1月からダラダラと7月くらいまで)の前半」が収まります。
その間の「超過死亡」はというと、2021年8月、2022年1月、3月に特に増え、以降はずっと「安定的に」プラスで推移しています。
2021
●5月~11月 1・2回目接種(抗体減少:8月~)
8月~10月 第5波 ※8月に超過死亡プラス
2022
1月~翌3月 第6波前半 ※3月に超過死亡プラス
●1月~4月 3回目接種(抗体減少:4月~)
4月~7月 第6波後半 ※以降はずっと超過死亡プラス
●7月~9月 4回目接種(抗体減少:10月~)
8月~10月 第7波
11月~ 第8波 ←イマココ
以上を総合して、私が考えるシナリオはこうです。
①ワクチン供給が始まった直後に1・2回接種した人の抗体が3~4か月後の8月~9月に減少し、より感染しやすい状態に。そのため、主に接種者間で感染が拡大(ブレークスルー)して「第5波」を形成。
同時に、接種者のADEや免疫寛容などで超過死亡が増加。
②この感染者・死者の急増に、接種をためらっていた人々が8月~10月に慌てて駆け込み接種。しかし、3~4か月後の12月~翌年2月にかけて抗体が減少、次は彼らが易感染状態となり「第6波前半」を形成。
ここでもADE、免疫寛容が起こり、1月~3月に超過死亡が増加。
③同時期(1月~4月)に3回目接種が行われ、またしても3~4か月後の4月~7月に接種者が「第6波後半」を形成。
④3回目接種は、短期集中の1・2回目と違い、長期にわたって継続して続けられたため、「第6波」から途切れることなく「第7波」に突入。
ここでもオミクロンの急増に恐怖した人々が、特に夏季休暇の前後の7月~9月に集中的に接種し、3~4か月後の今年11月から始まった「第8波(※実際は「波」というほど高くはない)」を形成。
3回目接種以降は、接種者のADE、免疫寛容に加え、(因果関係不明とされているが)接種直後の死亡も増えているため、ずっと超過死亡がプラスのまま推移。
抗体量が減った接種者が同時期に多数感染し「第○波」を形成
↓
感染者の急増に慌てて、みんながいっせいに追加接種
↓
でも、3~4か月後には抗体量が減り、次の「波」を形成
↓
またもパニクって追加接種
↓
3~4か月後に、また新たな「波」を形成
この悪循環の繰り返し。
だから、「波」が3~4か月ごとに訪れるのです。
以上をまとめると、接種者の抗体量が下がるたびに、彼らが基点となって「波」を作り出し、感染関連死による「超過死亡」を招いている。言い換えれば、もし誰も1・2回目を接種していなかったら、少なくとも「第5波」以降は存在しなかったということです。
感染拡大を引き起こし、3~4か月ごとの「波」を生み出しているのは、「非接種者」ではなく「既接種者」たちです。
また、「超過死亡」の原因を、接種による「直接死」だけに求めず、抗体量減少に伴う「間接死」「遷延死」に広げれば、バラバラの要素がすべてピタリと収まります。
恐らくこれが、今起きている現象を的確に説明できる「最適のシナリオ」でしょう。