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グラフでわかる「マスク・消毒意味なし」
明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。
さて、「コロナ禍」またの名を「パンデミックごっこ」が始まった当初、盛んに言われていたワードの一つに「指数関数的増加」というものがありました。
「何も感染対策を講じなければ、感染者が倍々に増加していく」という意味で用いられていました。
単純に「再生産数」を2.0(1人の人間が2人にウィルスを移す)と仮定した場合、感染者の日毎の推移はこうなります。
1日目 1人
2日目 2人
3日目 4人
4日目 8人
5日目 16人
6日目 32人
7日目 64人
8日目 128人
9日目 256人
10日目 512人
11日目 1024人
……と、常に前日の2倍に増えていきます。
さて、ここからが今回の思考実験。
5日目に感染者数が16人(2桁)に達したのを機に、「3密回避」であれ「マスク・消毒の徹底」であれ、ともかく「何らかの対策」が打たれたとします。
この「何らかの対策」が功を奏し、感染を1割抑えることができたとすると、5日目以降の感染者の推移は以下のようになります。
5日目 16人
この16人のうち1割(1.6人)が感染を抑制。残り14.4人が2人に感染させるので、
6日目 29人(-3人)
7日目 52人(-12人)
8日目 94人(-34人)
9日目 169人(-87人)
10日目 304人(-208人)
11日目 547人(-477人)
カッコ内のマイナス数字は、「何も対策を講じなかった場合」との乖離です。
こうして見ると、「たった1割」が感染を防ぐだけで、何もしなかった場合と、どんどん差が開いていくのがわかります。
さらに、この「何らかの感染対策」が5割抑制の効果を発揮すると、
6日目 16人
7日目 16人
8日目 16人
9日目 16人
10日目 16人
11日目 16人
日々の感染者の半分が2人に移すと「÷2×2」で相殺されるので、感染者数はずっと横ばいのままになります。
グラフに表すと、こんな感じ。
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仮に「何らかの感染対策」に8割抑制もの効果があったら、わずか数日で、あっという間に感染収束してしまうはずです。
では、現実の社会における「感染者数の推移」はどうだったでしょうか。
さんざんメディアに脅され、人々が「3密を回避」し、「マスク・消毒」に夢中になったにもかかわらず、グラフ中の青線(対策なし)とほぼ同じ軌跡をたどりました。
同調圧力により国民の8割以上がマスクを着用しても、状況はまったく変わりませんでした。
グラフを見ればわかるように、「たった1割」感染を抑えるだけでも、感染者の増加にはブレーキがかかり、傾きが緩やかになります。
「マスク・消毒」に「自称専門家」が喧伝するほどの驚異的な効果があるなら、8割以上の国民がマスクをしたとたん、たちまちグラフは下降しなければいけないのです。
それなのに、8割以上の国民が「マスク・消毒」に夢中になっても、グラフの上昇が「対策なし」と変わらないということは、つまり「マスク・消毒」をいくらやっても「対策」にならないという証明にほかなりません。
新年早々、難しい話になってしまいましたが、次回は「マスク信奉者」たちが陥っている「視野狭窄」について解説しようと思います。