カーマスートラ

カーマスートラ

漫画で学ぶカーマスートラという本を買った。

カーマスートラが性愛の書だというのは以前から知っていて、サウスパークでキモいおっさんがカートマンの尻を撫で回しながらカートマンに「一緒にカーマスートラ読まない?」って聞く所で知った。

そんなこともあり、カーマスートラに関しては割とネガティブなイメージを持っていたが、良い歳になって自分の性欲と向き合う良い機会だと思って買ってみたのだが、意外にも性愛について書いてあるのは一部分で、あとは生活について書いてあるのがほとんどだった。生活の規範を示してよりよい生き方を目指すという意味ではコーランが近いかもしれない。

内容もごく常識的なことが書かれていた。口が臭い男は肺が悪いかもしれないのでセックスするな、朝はキンマという植物の葉を咬み、清潔にするべし。

日本だとモテるためには清潔感が大事だということがようやっとネットの集合知として浸透してきたが、1500年前のインドではすでに書籍化されてベストセラーになっていたのだ。

カーマスートラに書かれていることで日本のSNSに出てくる性の問題の9割は解決すると思う。棒と穴のサイズの違いをどうするか、性欲の違いをどう埋めるか、など現代人が悩んでいそうなことは大体解決方法が書いてある。

今回買ったのは読みやすい漫画版だったが、本格的な書籍版も買ってみようと思う。

カーマスートラは性愛の部分が取り上げられがちだが、もっと人生全般にわたってどう生きるべきか記載がある。人生は3ステージに分かれていてそれぞれ実践すべき生き方について書いてある。もうそろそろ中年、3ステージ目だ。

1500年前のインド人の智慧を覗いてみるのも悪くない。

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