
人の弱さに寄り添える強さ
題名には反して、好きなバンド紹介です。
明後日ズーカラデルというバンドのライブに行くのですが、そんな時にふと、自分が好きになるバンド(ボーカル)の共通点って何かなー?とか考えたのでまとめます。
RADWIMPS 野田洋次郎
セカオワ Fukase
ビーバー ぶーやん
BUMP OF CHICKEN 藤原基央
back number 清水依与吏
あえて5組に絞るのならこんな感じになる。
全員似てるところもあれば、異なるところも結構ある。
ただ自分の中でこの5組のバンド、5人のボーカルは人の弱さに寄り添う強さを持ってくれてるなと感じる。
最初に野田洋次郎という人間を好きになったのも、受験勉強しながら聴いてたRADのライブCDの中で、この世の理不尽とか虐げられている人に対して怒りを露わにしているのを聞いて、そういうことのために怒れる人なんだなって思ったのがきっかけだった。すごく沢山のものがあの人には見えている気がする。その一つ一つに立ち向かっているからこそ、あんなに寄り添えるのかなって思う。
Fukaseなんて特に。ライブに行かなくても、どこからでも感じられる。
誰よりも人の痛みや苦しさに詳しい。
あんなに自分の苦しさを表に出して寄り添ってくれる人はいないんじゃないかってくらい、弱さを曝け出してくれる。あそこまで曝け出せるならもはや無敵な気がする。おれらのために曝け出してくれている。
ぶーやんはストレートに歌詞から感じるし、ライブに行くと尚更それが突き刺さる。弱さを理解して寄り添ってくれた上で引っ張り上げてくれる強引さもあって、「そのままでいいんだよ、変わらなくていいから、そのままのあなたで前に進みな」って言われてるような気がする。寄り添いつつもほっとかないお節介さを感じる。いかに自分という存在が尊いのかを毎回突き付けてくれる。
藤原さん、もとい藤君は2か月前のライブで初めてしっかり知ったからあんまり言葉にできないけど、凄かった。なんかとんでもなく大きなものに挑もうとしてるような風に感じた。それこそ世界平和くらいの。あの会場にいた自分たち全員が明日も生き続けるための"何か"をあの短い時間で与えてくれようとしていた気がした。本気で。その真剣さにやられてしまった。
清水依与吏さんもこの前初めてライブに行けた。ずっとbacknamberの曲は好きだったけど、生で見てより依与吏さん自身を好きになった。MCの時に涙を溢しながら言ってくれたことが内容は忘れたんだけど忘れられなくて、この人はなんて等身大の自分を見せてくれるんだろうって思った。だからあんなに人に刺さる歌詞を沢山沢山書けるんだなと。
ここ数日ズーカラデルのライブの予習をしながら、似たような感覚に陥った。たまたまお勧めされたバンドだけどなんか刺さるものがある、なんか好きになれそう。派手さはないし、かっこいいとか憧れるって感情はあまりないんだけど、好きになれそうだって思った。
この人達は毎日を歯食いしばって生きる人間の弱さ、強さに詳しいんだろうなって思って、暗い歌詞をポップなリズムに乗せたり、言葉にしたら陳腐なことを歌にのせて届けたりするのはすごくミュージシャンだなって。
生で会えるのが楽しみです。
ちなみにこの5組の次だとここら辺がきます
マカロニえんぴつ はっとり
PEOPLE1 deu
ワンオク taka
sumika 片岡健太
ハルカミライ 学
もっと言ったら好きなバンドなんて沢山いて
ドロス、バニラズ、フォーリミ、キュウソネコカミ、フレデリック、クリープハイプ、ミセス、マイヘア、ハンブレッターズ、ポルカドットスティングレイ、FOMARE、サウシー
きりがないね。
こう振り返ると、出会ってきたバンドの存在は自分の想像以上に大きくて、もし出会っていなかったら今の自分とは違ったのかなと思いました。
スーパーに夕飯を買いに行かないといけないのでこんな感じで終わります。久々にnoteを書いてみると痒い所に手が届く感じで少し楽しいので再び日課にしていくかもしれないです。